新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない中、外食店は大幅な売り上げダウンをしてしまっています。
個人経営の外食店に関しては、客足が減ったことで売り上げが9割近くも落ち込み、閉店してしまったところも多くありますが、大手外食チェーン店も苦戦が続いていたようです。
そんな中、大手外食チェーン店であるキッチンジローは、4月から臨時休業をしていました。そして営業再開後も営業時間の変更などが続いたことで売り上げが激減し、閉店することになってしまった店舗が出てしまったようです。
また、スガキヤを運営しているスガキコシステムズも、8月28日に契約満了店や不採算店などを中心に30店舗を閉店すると発表していました。
キッチンジロー13店舗閉店へ
キッチンジローは、創業が昭和39年の老舗の大手外食チェーン店で、安いのにボリューム感が凄いと人気になっていたお店です。ハンバーグやエビフライなどが人気で、学生からサラリーマンまで幅広い世代に人気がありました。
そんなキッチンジローでは、新型コロナウイルスの影響で客足が減っていました。そして臨時休業や営業時間の短縮などの影響を受け、売り上げが上がらず、秋葉原駅近くの外神田店などを含めた13店舗が9月30日をもって閉店することになってしまいました。
今回閉店してしまう店舗は以下になります。
南神保町店/神田鍛治町店/外神田店/ニュー新橋店/新虎ノ門店/シーバンス浜松店/芝大門店/アトレヴィ巣鴨店/渋谷店/深川ギャザリア店/ペディ汐留店/OBPツイン21店
Twitterでは悲しむ声が多数
Twitterでは、キッチンジローを利用してきた人たちからの書き込みが多数上がっていました。
キッチンジローが2店舗残して閉店………だと!?
— なっく (@16Miura) September 3, 2020
学生の頃にスキー用品漁った時によく行った南神保町店ががががが
エビフライが………メンチカツがぁぁぁぁぁっ!!!
うっそでしょキッチンジロー閉店???これ最後に食べに行かないとあかんやつでは…大学時代ほんっっっとうにジロ弁にはお世話になりました!!!!!!
— マシマロあーや (@saa_ya) September 3, 2020
閉店と聞いてキッチンジローへ pic.twitter.com/sioNFTdhZD
— jim (@jim_tei) September 4, 2020
えっキッチンジロー安くてボリュームあって秋葉原行った時に大体行ってた...思い出の場所が無くなるの辛いな😭
— くるみ (@yh210_voice) September 4, 2020
店舗が最終的に2店舗だけになってしまう事への悲しみの声や、キッチンジローのお弁当を食べていた学生などからの声が多数ありました。
閉店と聞いて食べに行く人などの写真も多くアップされていました。東京近辺の人は秋葉原のお店を利用していた人もいたようで、無くなってしまう事を惜しむ声も多数ありました。
スガキヤも大量閉店へ
スガキヤは、中京圏を中心に店舗を展開していたラーメン店です。
店舗は静岡、石川、岐阜、愛知、福井、滋賀、三重、京都、大阪、奈良、兵庫にあるので、関東の人には馴染みがほとんどないかと思います。
しかし、中京圏に住んでいた方からしたら馴染みのお店ではないでしょうか。
スガキヤはラーメン店であるため、人気なのはもちろんラーメンなのですが、その他にもかき氷、ソフトクリーム、あんみつなどの甘味類も充実していました。
そんなスガキヤも8月28日、新型コロナウイルスの影響で売り上げが大きく落ち込んでしまい、採算が取れなくなってしまった30店舗を閉店することになってしまいました。
8月31日から一気に閉店するわけではなく、徐々に閉店していくようです。そして9月30日までに30店舗分の閉店が完了する、という感じになっています。
スガキヤ閉店でのTwitterの反応
スガキヤ閉店でのTwitterの反応は、やはり全国展開されていないためか、知っている人と知らない人がかなり分かれています。
しかし、知っている人からの声は結構書きこみがありました。
スガキヤもずいぶん減るらしいしな…
— あきやま (@teresutna01) September 3, 2020
昔愛知すんでたからよく食ってたマン
母親が北陸からスガキヤが撤退することを知ってて今日行ったらしいんだけど混みすぎてて家で袋のスガキヤ食べたんだって😂あとPayPayでお小遣いくれるって👍
— しおこんぶ (@s_y_day) September 3, 2020
悲しすぎてどうにかなりそう😭
— れい (@Reika_K_) September 4, 2020
どのラーメンより好きでした。
スーちゃん見れなくなるなんて😩
あと1ヶ月、飽きる程食べよう…
「スガキヤ」閉店店舗のお知らせ https://t.co/odsRAzNz25
今日も陽性者は見つかるし、山間部は大雨でJR九頭竜線は不通だし、フェーン現象で9月とは思えない暑さだし、さらには大きな地震もあったし(嶺南地域は震度1)
— *夏鈴* (@calin_minipen) September 4, 2020
速報には驚いたけど全く感じずダンナぽかぁんとしてしまった呑気な夫婦のお昼はスガキヤ。
今月末で閉店だって。・(つд`。)・。 pic.twitter.com/xVhteENctW
やはり知っている人からしたら馴染みの味なのか、閉店前に食べようとお客さんが殺到したようです。その他にも、「定期的食べたくなる味」という書き込みが多かったです。
スガキヤは段階的に閉店していくようなので、地域によっては9月30日まで食べることが出来るようです。
その他のチェーン店も閉店が相次ぐ
キッチンジローやスガキヤだけでなく、その他にも新型コロナウイルスの影響で大手外食チェーン店が大量に閉店を余儀なくされています。
吉野家を運営している吉野家ホールディングスでは、売り上げが激減してしまった為に、牛丼チェーン店を中心とした150店舗を2021年2月までに閉店すると発表しました。このままいくと純損益が90億円になりそうだということです。
国内での店舗数である2,300店のうち、不採算である吉野家40店、はなまるうどんや京樽なども100店も閉店するようです。吉野家は日本だけでなく、中国などの海外にも店舗がありますが、それらも50店舗ほどは閉店するようです。
4月~5月の間の緊急事態宣言で約1千店が休業や営業時間の短縮をしなくてはいけなくなってしまったことで、売り上げが落ちてしまったのが大きな要因のようです。
それでも宅配や持ち帰りなどのサービスを積極的に行っていましたが、営業施設への出店が多い他業種が苦戦してしまったことで売り上げ回復とはいかなかったようです。
まとめ
大きく打撃を受けてしまっているのはホテル業界や旅行業界もそうですが、外食チェーン店もかなりの苦戦を強いられていました。
それでも宅配サービスや持ち帰りなどを駆使してなんとか回復を狙っていたと思いますが、悲しい結果になってしまいましたね。
今まで近くにあって、当たり前のように食べられていたものが亡くなってしまう事を考えると、新型コロナウイルスの怖さを思い知らされます。