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政府が新たに布マスク8千万枚を配布!?有名人含めネット上で批判が相次ぎ配布の延期検討

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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、市場でマスクが品薄になったために一般家庭向けに配布された布マスク(通称アベノマスク)。

 

これですね。

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マスク不足の状況であることを受けて4月から配布を開始したのにも関わらず、配布がほぼ完了したのはマスクが市場に出回ってしまった6月でした。

 

布マスクの配布に関しては当時から色々な意見があり、Twitter上でも「いらない」や「マスクにお金使うくらいなら給付金もっと上げてくれ」といった意見が多数みられました。

 

そんな物議をかもした「布マスク」ですが、今度は新しく8千万枚を配布するという発表が7月28日にありました。

 

マスクが普通に買えるようになったのになぜ新しく配布を始めることにしたのか、ネット上の意見等をまとめて見ていこうと思います。

一般家庭向けではなく、介護施設や保育所等への配布目的

前回の布マスクの配布は一般家庭に向けたものでしたが、今回の配布目的は介護施設や保育所などの施設に向けたものだということです。

 

この政策に関して菅官房長官は「継続配布は有意義だ」と強調していて、9月中旬までには配布を完了させるのが目標のようです。

 

布マスクの配布事業にかかる予算は、前回の配布の時に介護施設に配るように設定したのが247億円だったようです。

 

そして、今回の8千万枚のマスクを配る追加予算を加えると、大体500億円を超えるとされているようで、前回の一般家庭向けのマスク6千万枚の配布は完了していますが、追加で8千万枚を配布することについてすでに準備が進められているようです。

 

前回のマスクの配布は一人当たり2枚でしたが、今回は職員1人あたり7枚となるようです。

アベノマスクの問題

前回の布マスクについては、届くのに時間がかかり過ぎたことや、カビなどの混入があったりして、厳しい批判が集まっていました。

 

中には「洗えばいいだけなんだしそこまで騒ぐことではない」といった意見もありました。

 

しかし、「洗うと縮んでしまうから結局は使い捨て」という情報がTwitter上でも流れていたので、使い勝手の悪さが目立つ結果になってしまいました。

 

また、そもそもマスクのサイズが小さかったことから大人の男性だとサイズが合わなくて装着することができなかったといったこともありました。

 

ちなみに、今回配られるマスクは、前回配られたマスクと形状や素材は全く同じだということです。

有名人を含めたネット上での批判が殺到

今回の布マスク8千万枚の配布というニュースを受け、Twitter上では批判が殺到しています。

 

その一部を紹介します。

この意見はごもっともですね。

 

マスクは今やどこでも買えるくらい流通が追い付いている状態何で、補助金として支給した方が足りない部分の費用に回すことができますもんね。

今手元にある給付されたけど使ってない布マスクをそのまま寄付すれば結構集まるのではないかという意見もありました。

 

この方法ならわざわざあたらに予算を組んで行わなくても良いですよね。また、要不要の意思表示ができれば、というのも良い考えだと思います。

 

使ってない布マスクの送り先を提示して寄付を募り、足りない分を対策すればいいっていう意見は今回とくに目立っていました。

 

私も事実自前の洗って使える布マスクを持っているので使わずに置いてあります。寄付の仕方がわからないので捨てることもできない状態なので、この案には賛成ですね。

芸能人も布マスクに対して批判

一般の方だけでなく、芸能人の方も今回の布マスク配布に関してはTwitter上で反応しています。

ラサール石井さんは、自信のTwitter上で「豪雨や災害地への支援に回してください。使わない、使えないようなマスクに何百億も無駄過ぎる。」と痛烈に批判しています。

 

グッとラックに出演した立川志らくさんは「誰も使てない。町中でも見かけない」と批判したうえで、「これ本当なんですかね。恐怖の沙汰というか・・・。総理がこれを決断したならご乱心としか・・・。」と批判的なコメントをしていました。

 

よく考えれば、国会議員でさえもつけているのは総理だけで、ほかの人は市販の使い捨てマスクを使っていますね。

 

さらに、タレントのぜんじろうさんも自身のTwitter上で以下のようなツイートをしています。

もうすでに配られ始めていることについても触れた上で、「これに税金が使われていると思うとシャレにならないですけどね・・・。」と書かれています。

 

ネット上を見てみると配布時期は未定としているようですが、こっそりと配られているとなると確かにシャレになりません。

マスクの配布は日本だけじゃない!?配布は全世界で行われていた

マスクの配布は、日本だけだと思っている人も良いかもしれません。

 

しかし、実際調べてみると全世界でマスクの配布はされていることがわかりました。

 

感染拡大が広がっているアメリカでは、5月にマスクの無償配布が始まっていました。

 

当初は10万枚を5月2日~5日までに各所に配る計画だったようですが、配布枚数を750万枚に増やして7日以降も配布を続けていたようです。

 

日本では自宅に郵送されてくるようになっていましたが、ニューヨーク市では配布場所が設置されていたようで、そこに行くことで受け取ることができるようになっていたようです。

 

ただし、配布場所には2メートルのソーシャルディスタンスを保ったうえで、100メートル以上の行列ができていたようです。

 

また、アメリカだけでなく、全世界でもマスクの無償配布は行っていました。

 

現在発表されている限りでは、フランス(パリ)、ベルギー、モナコ、スペイン、トルコ、シンガポール、タイ、マレーシア、韓国、台湾では行われています。

 

ただ、それぞれ対象となる人が違っていて、フランス、モナコに関しては全国民が対象になっていますが、フランス内でもパリでは「通勤者ら」となっています。

 

パリと同じように「通勤者ら」となっているのはスペインで、「主要釈の通勤者ら」が対象となっているようです。

 

ベルギーでは12歳以上の人が対象になっているようで、トルコでは「外出禁止対象者でない人」、シンガポールでは全国民に配るようですが住所登録済みの外国人も対象になるようです。

 

日本と同じように一人当たりではなく各家庭を対象としているのはタイとマレーシアになります。

 

韓国のソウルでは、健康保険未加入の市内在住の外国人を対象としているようで、台湾では台湾IDカード保有者となっているようです。

 

国によって対象となる人は違っていても、マスクの配布は政策として結構打ち出されているんですね。

厚労省が布マスクの配布延期検討!

新型コロナウイルス対策の為に介護施設に対して布マスク8千万枚を配布すると発表してから一転、29日には配布開始の延期が検討されているというニュースが飛び込んできました。

news.yahoo.co.jp本来は月末からの配布を検討していたようですが、品薄状態だったマスクは十分に市場に供給されていて、配布は不要であるとの指摘が出ていたためだと思います。

 

ちなみに時期に関しては未定であるということです。

まとめ

日本において、各家庭に対して配布された布マスクですが、批判が多かったにも関わらず今度は各施設に対しての配布を決めました。

 

Twitterでのツイートを見ているとほとんどの方が「不要」や「税金の無駄」といった批判をしていることがわかりました。

 

しかし批判だけでなく、どうすればもっと有意義な使い方ができるのかを明確に提示している人もいて、「これらの意見が政府に届いたらもっと違うことにお金をつかえたんじゃないか」と思うばかりです。

 

さらに、実際に介護施設で働いている人からは「マスクよりもゴム手袋の方が足りてない」といった現場で働いている人ならではの視点での意見もあり、こういう意見に耳を傾けてほしいなと切に願います。