NTTドコモが本体ブランドの値下げを行う最終調整に入ったという報道がされました。
菅総理大臣の就任早々から、値下げ要請がされてきていましたが、実現されればついにメインブランドで値下げが実施となります。
今後は各携帯事業者が発行するメールアドレスを変更せずに乗り換えが出来る仕組み作りも検討されていますので、事業者間の競争はますます熱を帯びていきそうです。
菅総理大臣就任からこれまでの流れ
いよいよドコモのメインブランドの値下げが実施される見込みとなったわけですが、菅総理大臣が就任してからとても早いスピードでここまで来た印象があります。
そこで、菅総理大臣就任からこれまでの流れをおさらいしたいと思います。
9月16日:菅総理、初の就任会見にて
健康上の問題を理由に辞任した安倍晋三前首相に替わって、9月16日に菅義偉首相が衆院本会議の首相指名選挙で選出されました。
同日に行われた記者会見で、菅総理は携帯電話料金について次のように述べています。
国民の財産の電波の提供を受け、携帯電話の大手3社が9割の寡占状態を長年にわたり維持して、世界でも高い料金で、20パーセントもの営業利益を上げ続けている事実
首相就任後、最初の記者会見で携帯電話料金に触れた事で、菅首相がこの問題に対して大きな関心を持っていることが伝わってきました。
9月17日:武田総務大臣の会見
翌17日に行われた武田総務大臣の記者会見でも、携帯電話料金に対して次のような発言がありました。
もはや今、携帯電話は贅沢品ではなく、国民の命に関わる、大変重要な通信手段となっている。ほとんどの国民、全てと言ってもいいくらいの方々が使用する時代において、国民が納得する料金なのかどうか。
国際的に見て、日本の料金体系はどうなのか。
これは見直す必要があると私は思っている。
国民目線で、安くわかりやすい、非常に利便性が高まっている、納得感が出てくるような料金体験を実現することが、今一番求められている。
武田総務大臣のこの発言からも、政府が携帯電話料金の引き下げに強い意欲を持っていることがわかります。
10月28日:KDDIとソフトバンクが新たな料金プランを発表
政府の値下げ要請を受けて、10月28日にはKDDIとソフトバンクが新しい料金プランを発表しました。
しかし、期待されていたメインブランドではなく、サブブランド(KDDI:UQモバイル、ソフトバンク;Yモバイル)での改定となっています。
UQモバイル新プラン
20GB 月額3,980円(通話オプション別)
Yモバイル新プラン
20GB 月額4,480円(1回10分以内 国内通話無料)
11月20日:武田総務相がメインブランドの料金値下げに言及
11月20日に行われた、閣議後の記者会見で武田総務相が携帯電話料金の引き下げについて次のように言及しています。
「メインブランドでは全く新しいプランが発表されていない。これが問題だ」
これは、先のKDDIとソフトバンクが発表したサブブランドでの新料金プラン改定に対しての発言ですが、政府としてはサブブランドではなく、メインブランドでの料金引き下げが重要と考えているのが分かります。
11月30日:ドコモメインブランドの料金値下げとサブブランド導入との報道
日本経済新聞が11月30日に報じた内容によると、NTTドコモがメインブランドの携帯料金値下げの最終調整に入ったとのことです。
また、サブブランドも来春を目処に導入される見込みです。
サブブランドの料金は、20GBで月額3,000円程度でUQモバイルやYモバイルよりも安価になる予定とのことです。
NTTドコモの公式発表
日本経済新聞の報道がなされた11月30日に、NTTドコモは公式ホームページで次のように発表しています。
一部報道機関において、携帯料金の値下げや廉価ブランド導入に関する報道がありましたが、当社が発表したものではございません。
本件につきましては、様々な検討をしているのは事実ですが、決定したものはございません。決定した場合には速やかに発表いたします。
この発表を見る限り、内部の検討情報がどこかから漏れてしまったようですね。
かなり重要な情報だと思いますが、すぐに漏れてしまうのはいかがなものでしょうか。。
SNSの反応
このドコモのメインブランドの値下げ、サブブランドの導入報道に関するSNSの反応をまとめてみました。
スマホ料金について、docomoが値下げにふみきりそうですね。
— 元公務員@不動産投資家 (@s4_real_estate) November 30, 2020
何と主力ブランドで、20GBで3,000円前後で料金戦争を仕掛けてきそうです👍😉
私たち国民にとっては本当にありがたいことです。😄
菅総理に感謝です。
ありがとうございます‼️
docomoが新価格ブランド&新料金プラン!!
— スズラン/リリー (@zekokon0_4kyour) November 30, 2020
やったー!!!
低価格ブランドでも全然問題ないんだけど全容はこれからだから買い替え迷うなぁ
スマホくんもう少し頑張ってー😂
おはようございます
— 課長藤森 (@k_fujimori777) November 30, 2020
私はこの世に生を受け
『携帯電話』というものを
手に入れて以来
25年以上
ずっとdocomoを
使い続けていましたが
何の恩恵も得られませんでした…
もう本気で…変えようかなと
思ったら
いよいよNTTdocomoが
携帯料金値下げに踏み込んで
くれるそうです
今度こそ頼みます pic.twitter.com/lrK0Nhm0qW
やっとdocomo本社が値下げするかぁ。
— どらら (@Dorara201) November 30, 2020
どれくらい下げるかだけど
他の会社も続くといいなぁ
メインブランドの値下げに踏み切るということで、期待を寄せるコメントが多くみられました。
まとめ
今回は、ドコモがメインブランドの値下げと、サブブランドの導入という報道についてまとめてみました。
ドコモの正式発表はまだされていませんが、実現すれば携帯料金の引き下げ合戦も期待できますね。
もしドコモ等のメインブランドを利用している方は、この機会に料金プランの変更を検討し始めてはいかがでしょうか?