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アップルが人気ゲーム「フォートナイト」をAPP storeから削除?ガイドライン違反が原因か

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全世界でも、そしてもちろん日本でもプレイヤーが多い人気のスマートフォン向けのソーシャルゲームである「Fortnaite(フォートナイト)」。

 

しかし、アメリカのアップルは8月13日にApp storeから同ゲームを削除したと発表しました。

 

さらにApp storeから削除された数時間後、Google playからも削除されたようです。

 

突然Twitterに流れてきたニュースですが、なぜ削除されたかの説明では「アップルへの手数料を回避する仕組みを導入したことで、規約に違反したため」としています。

 

つまり、アップルのガイドラインに違反したために削除されたということですね。

 

この処置を受けて、フォートナイトを手がけているアメリカのEpic Gamesは、アップルに対して独禁法違反であるとしてカリフォルニア北部区連邦地裁に提訴を行ったようです。

 

では、そもそもなぜこういう事態になってしまったのか。

フォートナイトってどんなゲームなの?

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フォートナイトというゲームを簡単に紹介します。

 

フォートナイトは2017年7月25日から配信が開始されたバトルロイヤルゲームになります。

 

全世界で2億人以上のプレイヤーが存在し、北米やヨーロッパでは社会現象にほどの人気ゲームになります。

 

ゲーム内では最大100人のプレイヤーが同じ島に降り立ち、その島の中を自由に歩きながら他のプレイヤーを倒していき、最後の一人になったら勝利する、というゲームになります。

 

一般的なバトルロイヤルゲームとの大きな違いはクラフト要素があることで、木材等を使って壁や建物を作ってバトルを有利にしていくことができるということです。

 

武器自体も本格的なものではなく、当てられると躍らせることができるものなどがあり、ユニークなものをつかうことができるのも大きな特徴です。

eスポーツとしても大会規模が大きい

ゲームとしての人気も高いフォートナイトですが、eスポーツとしても世界中のプレイヤーを熱狂させています。

 

世界各国でも大会種目として採用している大会が多くて、eスポーツの面でも欠かすことができないゲームになっています。

何がガイドライン違反になってしまったのか

事の発端であるアップルのガイドライン違反と言われてしまったシステムを導入したというのは、アップルの手数料の高さが原因だっようです。

 

アップルのアプリ販売市場は、手数料として販売額の30%を支払うのが一般的です。

 

しかしこの手数料が高いというのは、元々アプリ業者からは意見で出ていたようで、「アップル税」と呼称されていたようです。

 

では今回フォートナイトがガイドライン違反とされてしまったシステムは、「MEGA DROP(日本ではメガプライスダウン)」というものです。

 

このサービスは、ただのゲーム内で使える最大20%オフの割引がされるというだけのものですが、問題となったのは直接支払いオプションを利用する、というところ。

 

フォートナイトを利用しているプレイヤーが、ゲーム内で直接支払いオプションを選択すれば、アプリストアを通さずにクレジットカードまたは、paypayでゲーム内アイテムを購入することができてしまいます。

アップルの手数料30%は高いという不満もあった

今回フォートナイトが導入したシステム自体がアプリ内の手数料30%の支払いを回避するための行為であるとみなされ、ガイドライン違反であるということで削除されてしまいました。

 

そもそもアプリ開発企業は、コストをかけずに世界中どこでもアプリを作ることができるようになっていますが、大手を中心に手数料の30%は高すぎる、という不満は高くなっていたようです。

 

アメリカ議会でも、7月下旬に飛来が公聴会でも、アプリ配信システムは論点の一つとなっていたようです。

Epic Gamesは提訴

Epic Gamesは、アプリが削除されてしまったことに対して、「スマートフォンのアプリ内課金システムなどが独占に当たる」という理由で、アメリカのアップルとアメリカのGoogleを提訴したようです。

 

Epic側としては「スマートフォンやタブレットで使うアプリの配信とアプリ内課金のシステムの運用は、反論争的である」と主張し、金銭的な補償は求めないが、独自の課金システムの利用は可能にしてほしいと要求しているようです。

 

現在アプリ自体は、アップルのiPhoneではダウンロードができないようになっています。

 

Googleの基本ソフト「android(アンドロイド)」を搭載したスマートフォンでもGoogleの配信システムであるGoogle playを利用した場合はダウンロードができなくなっていますが、Epicのサイトからは直接ダウンロードができるようになっています。

 

ただこの提訴で、Epic側は賠償金を求めずに「2つの主要市場で、数億人の消費者と数万人のアプリ開発者に対して直接影響を与える公正な論争を可能にする差し止めによる救済を求める」としています。

 

Epicは、「ソーシャルメディアで#FreeFortniteを使用して@App storeとの闘いに参加してください」と呼びかけています。

アップル側の見解

アプリ開発を行っている企業からは手数料が高すぎるとされているアップル。

 

そんなアップルのティム・クックCEOは、App storeの不公平さに対しての質問を受けて「アップルの手数料は、他の競合他社の大多数が請求する手数料に比べると同じくらいかそれよりも低い」としたうえで、「App storeが誕生する前に開発者が製品配布の為に掛けたコストを50%~70%程度削減している」と主張しています。

ニュースを受けてのTwitterの反応

フォートナイトの規約違反での削除を受けて、Twitter上では色んな意見がニュースツイートのリプライに書きこまれていました。

フォートナイト側が悪いという批判的な意見が多く見られましたが、「過去にダウンロードした実績の画面からダウンロードができないのかな」という方法でアプリを入れなおそうとする人も見受けられました。

夫婦でゲームをプレイしていた人の中にはiPhoneを使っている方は絶望的なようですが、android勢は希望があるというのがやはりつぶやかれていました。

まとめ

今回問題となったのはフォートナイト内に抜け道ともとれる課金システムを導入したことから始まりました。

 

Twitter上ではフォートナイト側が悪いという意見もあれば、どっちもどっちという意見もあり、賛否両論です。

 

最近市場が拡大しつつあるeスポーツの面でも、それ以前にゲーム自体の人気も高かったタイトルだけに、Twitter上でも騒がれています。

 

今後フォートナイトが再度配信されることになるのか、それとも配信されることはないのかも含めて、今後の展開が気になることろです。