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千葉県の「崖の上のヤギ」ついに捕獲!捕獲方法やその後は?安堵の声も多数

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7月9日、千葉県佐倉市の京成線沿いのコンクリート製の急斜面に迷い込んでいた一匹のヤギが話題になりました。

どこから来たのか調査を進めていく中で飼い主が現れ、捕獲作戦を決行するもなかなか捕まらずに2か月半もの長い間急斜面の崖の上で生活をしている姿がたびたびニュースになっていましたね。

そのヤギは崖の上で生活していたことから飼い主の男性が「ポニョ」と名付け、それが浸透して「崖の上のポニョ」と呼ばれるようになっていました。

この崖の上のヤギは、関連グッズが作られるほどの人気ぶりだったようですが、ついに捕獲に成功した、というニュースが入ってきました。

 

捕獲されたヤギは誰のだったのか

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今回捕獲されたヤギは、野生ではなく飼い主がいる飼育されていたヤギでした。佐倉市で暮らしていた63歳の男性が飼い主で、生後6か月のメスです。

5月中旬ごろに、1メートル程度のサクを飛び越えて脱走し、数百メートル程度離れた急斜面の上に住み着いているのが発見されました。

話題になったのは7月初めでしたが、逃げ出した5月中旬から後半にかけてずっと斜面にいたとしたら、約3ヶ月近く住み着いていたことになりますね。

 

人気にこそなるものの問題も・・・

崖の上のヤギは、連日続報が報道され続けていましたが、その可愛さや注目度からご飯を崖に、白ネギをヤギに見立てた「崖カレー」やヤギをモチーフにしたTシャツ、バッグなどの関連グッズが次々と発売されるまでになりました。

しかし、その人気とは対照的に問題もいくつかありました。

ヤギが住み着いた崖は目の前を電車が通っていて、一歩間違えば大事故になってしまう事からなかなか保護が進まないでいました。

一般的に逃げ出した動物に対しての捕獲方法として行われるのは囲い込み作戦ですが、電車が往来する敷地内であるため、難しいとされていました。

また、獰猛な動物でもないため、麻酔を使った捕獲方法も使えず、捕獲方法は難航していました。

さらに走行中の車がヤギ見たさに減速して運転していたり、急停車して後続車が追突しそうになったりと、ヤギ以外の心配の声も多数ありました。

 

テレビでは「ヤギは元々斜面で生活をしている動物だからある程度は大丈夫かな・・・。」とコメントしながらも「ある程度経済効果があるならいいけど、早く飼い主の元に戻してあげたい」と話していました。

 

崖の上のヤギ捕獲成功!その方法は?

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ヤギは群れで生活をする習性があるので、それを利用した捕獲方法を行ったところ、見事に成功したようです。

その方法は、雄ヤギと雌ヤギを使って行われました。

斜面の上部にフェンス型の捕獲スペースを設けて、おとり役となるヤギ2匹をつないだ状態でフェンス内に放ち、誘い出しました。

すると、逃げ出していたヤギが10分ほど経ったところで保護スペースにおびき出されてきたようです。フェンスの扉を閉める際、逃げ出そうとしたようですが、間に合わずにそのまま捕獲され、無事に保護されたということです。

ちなみに誘い出し作戦は過去2回行われていますが、いずれも失敗していて、これが3回目だったようですね。

保護スペースは飼い主の男性の手作りのようで、ヤギが中に入ると自動で閉まるようになっていたようです。

 

捕獲されたヤギは今後どうなるのか

今回捕獲に成功したヤギですが、崖に生えていた植物を食べている映像や写真はたくさんニュースでも流れていましたが、健康状態が心配されていました。

捕獲された際、ヤギは脱水症状を起こしていたようで、飼い主の元にはそのまま戻ることはないようです。

健康状態を回復させるために、捕獲を支援してくれた睦沢町の牧場で一時的に保護され、回復までは生活をするようです。

また、ヤギは2か月半崖で生活をしていたことで野生に戻ってしまっているようで、しっかりと検査を受け、リハビリも済ませて1か月程度で飼い主の元に戻ってくるとのことです。

 

捕獲成功を受けてのTwitterの反応は?

崖の上のヤギの捕獲に成功したことを受けて、Twitter上では安堵の声が多数ありました。

 

ニュースに対してのリプライでのコメントにはこういったものがありました。

その他にも「明日の東スポの見出しは「どうもごメェーわくおかけしました」だな」といったシャレの効いたコメントもありました。

まとめ

そもそも2ヶ月半もの間崖で生活ができたのは、餌となる草木が多く生えていたためです。

地元に人が多く見に来ていたり、たまたま通りかかった車を運転する人がわざわざ急停車までして見入ってしまうほどの話題になった、崖の上のヤギですが、無事に保護されたのは何よりです。

崖に生えたていた草を食べていたため、食事には困らなかったようですが、脱水症状を起こしていて体調はあまり良くないとの事なので、水分はほとんどとれていなかったことになりますね。

また、野生状態になってしまっているとのこともあり、リハビリやしっかりとした栄養管理の元、元気になって早く飼い主の元に戻れるようになると良いですね。