東京五輪の新競技・スケートボード男子ストリートで、見事金メダルを獲得した堀米雄斗選手。
生まれ育った東京都江東区を離れ単身で渡米し、人一倍の質と量の練習を重ねてきたことで、遂に世界一のプロスケートボーダーとなったわけですが、快挙達成までの道のりは決して平坦ではなかったといいます。
そこで今回は、堀米雄斗選手のいちファンとして、金メダル獲得までの道のりをまとめてみました。
高校卒業後、単身で渡米
くしくも競技が行われた、会場の有明アーバンスポーツパークは、堀米雄斗選手が生まれ育った東京都江東区にあります。
地元の公園でひたすら練習を重ねてスケートボードの技術を磨き、小学校からの目標通り高校卒業と同時に渡米します。
当時はアメリカを拠点として活動している日本人はいませんでしたが、現地の一流アスリートに囲まれながら練習したことで一気にレベルアップにつながったといいます。
誰もが認める練習の鬼
堀米雄斗選手は、仲間うちから「練習の鬼」といわれているほどで、黙々とひとつのトリックをひたすらやり込むといいます。
成功するまで絶対にやめない!堀米雄斗選手のトリックは、誰もが認める練習量で身につけた努力の結晶なのです。
技の完成度と独創性の高さ
スケートボードという競技は、技の完成度と、それに加えて独創性も採点のポイントになってきます。
堀米雄斗選手は小学生の頃にU字形の斜面を滑り基本しっかり体に覚えさせることで、ストリートでは中々身につけることのできないスピード感とバランス感覚を身につけたといいます。
さらに、寝る間も惜しんで過去のスケーターのビデをを見て技を研究していたとお父さんが話しているように、幼少期から積み重ねてきた研究心が独創性の高さにつながってるようです。
21歳でロサンゼルスに自宅を購入
「世界で一番うまいスケーターになる!」「そのためにはもっと練習しなければならないので、本場のアメリカに行く」…
堀米雄斗選手が小学6年生の時に作文に書いた夢ですが、この頃から練習場を完備した家を建てたいと周囲に話していたといいます。
17年に単身でアメリカに渡った堀米雄斗選手ですが、18年に最高峰のプロツアー「ストリートリーグ」で日本人初優勝を飾り、トッププロの仲間入りを果たします。
その後も、プロリーグで優勝を重ね、2020年秋、21歳の若さで「練習場付きの4LDKの家を購入」。金額は1億以上ともいわれ、ついに夢を叶えることになります。
一説には新型コロナウイルス対策でこの豪邸を建てたと言われています。
現在計12社のスポンサー契約
渡米後、アメリカでトップ選手となった堀米雄斗選手は、現在計12社のスポンサーと契約しているそうです。
スケボーというのは、アメリカでは人気のあるスポーツで、賞金も1000万を超える大会も珍しくなく、スポンサーも多いといいます。
今回の金メダルで「海外のスポンサー料」は跳ね上がるといわれています。これぞ、まさに「アメリカンドリーム」と言えますね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
幼少期からスケートボートにのめり込み、高校卒業と同時に単身で渡米しプロになって、小学生の頃の夢であった自宅を購入した堀米雄斗選手ですが、金メダル獲得の背景にはこのような道のりがあったわけです。
ちなみに「金メダル」を手繰りよせた技は、初披露の新技だったそうです。
自分の生まれ育った江東区で金メダルを獲得した堀米雄斗選手の今後の目標は「アメリカでもっと大きい家を買うこと」なんだとか。
堀米雄斗選手の今の活躍からして近い将来実現しそうですね。
堀米雄斗選手 プロフィール
生年月日 | 1999年01月07日 |
身長/体重 | 170cm/55kg |
出身地 | 東京都江東区 |
主な戦績 | 18年ストリートリーグ第1~3戦優勝 |
近況成績 | 2021年6月の世界選手権で、世界ランキング1位のアメリカ「ナイジャ・ヒューストン選手」を抑えて初優勝。現在、世界ランキングは2位。 |