ある日突然、車のエンジンルームから異様な音がしたことないですか?
「カタカタカタ・・・」
「ガタガタガタ・・・」
「ガラガラガラ・・・」
このような異様な音です。
「まぁ、大丈夫だろ!いつか直るよ!」とそのまま乗っていると故障の原因になりかねませんので注意してください。
ある程度、車に詳しい方なら音が鳴っている原因は大体見当がついていると思いますが、車に詳しくない方はかなり不安になったり、逆に大丈夫だろう!と軽視してしまいます。
そんな事がないように、このページでは、エンジンルームからのカタカタ音の原因や直し方(対処法)などについて詳しく解説していきます。
エンジンルームからカラカラ音がしたらエンジンオイルをチェック!
なんでエンジンオイル?と思った方もいると思いますが、車が劣化してくるとオイルが無くなってしまう現象が起きてきます。または漏れてしまっている可能性があります。
例えば、半年前にオイル交換したけど、エンジンオイルをチェックしてみるとオイルが全然残っていなかったりなんてことは結構あります。
久しぶりに車を出して、遠出する方は特に気をつけてください。
よく大型連休になると高速道路で停まっている車を見かけませんか?
高速道路で一番多いトラブルはパンクが一番多いですが、次に多いのはエンジンオイルなどのトラブルなんです。
エンジンオイルの確認方法ですが、走行していた場合、一旦停車して頂きエンジンを切りしばらく時間を置いてオイルを冷やしてください。
※オイルが温まった状態で確認してしまうと、火傷をする危険性があります。
1時間ほど経過すればオイルも冷えてきていると思いますので、ボンネットを開けてください。次に下の画像にあるようなオイルレベルゲージを探します。
オイルチェックをする前に、汚れなどがつく恐れもあるので、軍手、キッチンペーパーなどをご用意下さい。
次にオイルレベルゲージを引き抜き、一度キッチンペーパなどでキレイに拭き取った後、再度、エンジンに差し込んでからまた引き抜いて下さい。
「引き抜き」 →「差し込み」 → 「引き抜き」です^^
この時何を確認するかと言うと、オイルの汚れやオイルの量をチェックします。特に今回はカラカラ音が原因ですので、オイルの量をチェックして下さい。
どこでチェックするかは、オイルレベルゲージの先端に
上には「Hのマーク」または「Fのマーク」
下には「Lのマーク」または「Eのマーク」
があると思います。
LのマークやEのマークより下やLマーク部分にオイルが付いている状態は、エンジンオイルがかなり少なくなっているので、オイル交換を行って下さい。
オイル交換やオイルを足してもまだカラカラ音が直らない場合は、ファンベルトなどを疑ってみましょう!
カラカラ音の原因はファンベルトかも!?
ファンベルトの劣化を確認してみよう!
オイル交換を交換した後、エンジンをかけて走行しなくてもカラカラ音が直らない場合は、ファンベルトが劣化しているかもしれません。
もともとベルトはゴム製品になりますので、車が年を取るに連れて、ベルトもその分年を取り、劣化していきゴムがカケてしまっていたり、ヒビが入ってることがあります。
劣化している場合はカタカタ音とは違い「キュルキュルキュル」「ギュルギュルギュル」といった音が出ます。
この場合ファンベルトを調整することで直るときもあります。万が一ベルトがカケている場合は他の部品にあたって音がなっている可能性が考えられます。
ただ、素人では簡単に取り外して確認することが難しいため、ディーラーや整備工場を持っている中古車屋さんに車を持っていきましょう。因みにファンベルト交換の目安は、5年または走行距離5万キロで交換したほうが良いと言われています。
因みにファンベルトの交換費用(工賃含む)高く見積もってもこんな感じです。
軽自動車:8,000円~10,000円 程度
普通自動車:9,000円~12,000円 程度
大型自動車:12,000円~15,000円 程度
軽自動車や普通自動車を乗っている方であれば、約1万円程度で交換できます。
その他疑われる箇所
プーリー、エンジンマウント、ピストン、タイミングチェーンなどが考えられますが、これは見た目だけでは分かりにくいのですし、ジャッキで上げて車の腹下を見たり、エンジンをバラしたりなどしなければ行けないので素人では難しいです。
原因がオイルやファンベルトではなければ、直接ディーラーや整備工場に持っていきましょう。
まとめ
エンジンルームからカラカラ・ガラガラ音が聞こえた時は、まずはエンジンオイルを疑いましょう。オイルを足したり、オイル交換をするだけで一発で解消することもあります。
それでも直らない時は、絶対に「まあ大丈夫でしょ!」と思わないで、早めに対処して下さい。特に遠出する時は尚更です。
対処せずそのまま走行しているとエンジンが焼きつき、車が台無しになってしまいます。
楽しいはずの旅行が、最悪の結果を招いてしまう・・・なんてことのないようにしましょう!