毎年春に開催されている内閣総理大臣の「桜を見る会」。
ですが、来年の開催は中止すると18日午前に発表がありました。
総理大臣主催の #桜を見る会 。来年度の開催中止が発表されました。NHKは #安倍総理大臣 の事務所名で作成された案内文を入手。地元事務所が支援者の参加をとりまとめていた実態がうかがえます。
— ニュースウオッチ9 (@nhk_nw9) November 13, 2019
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この発表があった後、「なぜ中止になったのか。その理由は?」という話題がニュースになりました。
しかし、前夜祭はホテルニューオータニで行われていて、会費が5,000円であったという。
- 桜を見る会の領収書が5,000円?
- 野党第一党の民主党、前原誠司とはどんな人物なのか
- 追求している野党の前原誠司が過去に偽造してた
- ホテルニューオータニの見積書、請求書、明細書はこちら
- 領収書の偽装、法律上は罪になるのか
- まとめ
桜を見る会の領収書が5,000円?
内閣総理大臣の「桜を見る会」の前夜祭は参加者の自己負担となっています。
旅費や宿泊費は参加者が旅行代理店に支払いをし、夕食に関する会費は一人5,000円となっていて、各参加者はホテルに対して支払い、ホテル名義の領収書を発行してもらう形になっています。
しかし、この「会費5000円」というものに対して、前原誠司衆議院議員が「5,000円でこんな豪華な食事が出るのはおかしい」と声を上げました。
しかし、そんな前原誠司衆議院議員に対して、「こっちの方が大問題」として過去の領収書偽装問題が取り上げられる結果となってしまいました。
野党第一党の民主党、前原誠司とはどんな人物なのか
前原誠司衆議院議員は、1962年4月30日生まれの57歳。
国民民主党所属の衆議院議員(9期)です。
過去には、京都府議会議員(1期)、民主党代表(第5代)、国土交通大臣(第12・13代)、外務大臣(第145代)など様々な役職を歴任した経験があります。
今回問題になっている「まえはら誠司後援会」というのは、毎年開催されている連合会の事です。
各都道府県を訪問し、新年会に参加したり、食事や講演活動などの会合を開催しています。
追求している野党の前原誠司が過去に偽造してた
2011年、前原誠司が東京後援会いうものをホテルニューオータニで開催した際の領収書が手書きで書かれており、印紙も貼られていなかったのだという。
こちらがその時の領収書の画像です。
これホントにニューオータニの領収書?
— ☆師匠 (@tikujonobukazu) November 16, 2019
ニューオータニは判も押さないし印紙も貼らないんですね。
これは大問題!拡散拡散! https://t.co/boT7bkRtUr
コクヨの市販の領収書に手書きで書かれています。
本来、5万円以上の支払いがある場合は、領収書には印紙を貼るのが決まりとなっていますが、写真を見た限りは200万円近い額であるにも関わらず印紙が貼られていません。
このニュースは当時話題となり、新聞でも大きく掲載されました。
当然のことながら、ニューオータニ側はこの領収書の件で「ウチが市販のものを使うなんて、あり得ない」としています。
— today (@rc_succession) November 16, 2019
2011年11月17日付 日刊ゲンダイ報道 pic.twitter.com/xD4avHHdUN
ホテルニューオータニの見積書、請求書、明細書はこちら
ホテルニューオータニで本来支払いが高額になった際の請求書や見積書はこちらになります。
こちらが見積書です。
しっかりとした印刷物で出してくれますし、紙の右下の部分は印鑑が押されます。
明細書はこちらです。
こちらもしっかりとした印刷物で出してくれます。
請求書と清算書はこちらです。
別紙にてニューオータニの社判が押印され書類が発行されます。
ホテルニューオータニは、前払いが原則となります。
事前の銀行振り込み又は、当日の来館での支払いのどちらかしか選択ができません。
その後、実際に宴会で使用した料金を正確に計算してくれます。その際に前払い金より少なかった際は返金金額が発生します。
返金金額は清算書の一番最後に記載される事になります。
つまり、本来は「見積書」「明細書」「請求書」「清算書」の4枚が発行されるのです。
領収書の偽装、法律上は罪になるのか
領収書を偽装した際は、有印私文書偽造罪が適用される可能性があります。
私文書偽造罪は、行使目的で印章や署名を使用して事実実証明に関しての文書を偽造した場合に問われる罪の事です。
領収書は、お店が発行した弁済の事実を証明するものになるので、事実証明に関しての文書として扱われます。
まとめ
内閣総理大臣の桜を見る会の前夜祭の会費に関して問題定義したことで、前原誠司衆議院議員の過去の問題を掘り起こされてしまう結果になってしまいました。
もし仮に領収書を紛失していたとしても「徴収義務」は課される事になりますし、意図的に偽造したとしたら罪に問われる事になります。
どちらにしても思わぬところでしっぺ返しが来たことになります。