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佐川急便 30年前の給料が凄い!昔のセールスドライバーの給料

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「きつい」「汚い」「危険」いわゆる3Kと呼ばれる業種の代表といえば運送業界があげられます。

故に今では人手不足に陥りドライバーに対する負担も一昔前と比べて比較にならないほど増しているといいます。

さらに佐川急便の30年前の給料が凄かった!とSNS等で話題にもなっています。

そこで運送業界の雄、佐川急便の今と昔を様々な角度から比較してみたいと思います。


佐川急便の30年前の給料が凄い!

まずは、その発端となった30年前の佐川急便の求人広告をtwitterで紹介した@M16A_hayabusaさんのツイートです。

 

 

これ現在ではなく30年前です。。。

初任給40万円!

3ヶ月後には・・・7万アップの47万円

6ヶ月後には・・・12万アップの52万円

わずか半年で30%もの昇給って、今では考えられませんね。

30年前といえば平成が始まった1989年、その当時のお金事情を比較してみると

  

  1989年 2018年
大学初任給の平均 16万9000円 21万1039円
サラリーマンの月平均小遣い額 5万3000円 3万9836円
日経平均株価 3万8915円 2万1676円

 

当時は1986年から始まったバブルの真っ只中で1991年に崩壊するまで右肩上がりの経済成長を続けていた背景があるとはいえ、大学初任給の平均の2.36倍もの給料を手にできていたんですね。。。

2018年の大学初任給の平均が21万1039円ですので、同じ比率にしてみると49万7000円程になる計算ですが実際、今の新入社員の給料は佐川急便のHPで確認すると、こんな感じです。

 

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30年前と比べて様々な意見もSNSで飛び交っています。

 

SNSでの反応

 

 

 

社会の労働環境の変化に運送業界は特に影響を受けたのでしょうか。だだ下がりもいいところで労働環境の改善も進んでないことにより今の人で不足の原因の一旦があるようですね。

で、気になったのがこのツイート

 

 1代でワタミグループを興し先日国会議員を引退した渡邉美樹氏が実は佐川急便のセールスドラバーだったこと!。。。で調べて見たら「日本の社長」でその当時を語っていましたのでご紹介します。

 

<起業資金調達のため、佐川急便で過酷な労働>

 大学卒業後は、会社経営に必要な経理の勉強をするために、ミロク経理という会社に入社する。ミロク経理は当時、急成長ベンチャーとして知られた会社だった。そこで半年間勤め、バランスシートの読み方を覚えると、次に起業資金を貯めるために佐川急便のSD(セールス・ドライバー)に転職する。

 佐川急便の仕事は、月収43万円という高給だったが、その労働環境は過酷なものだった。一日の労働時間は20時間近く。さらに大卒の渡邉に対する風当たりも強く、先輩SDからのイジメが絶えなかった。そんな状況下でも渡邉が決して逃げ出さなかったのは、「お金を貯めて会社を創る」という夢があったから。渡邉は1年間で、300万円という資本金を貯め、佐川急便を後にした。

引用:日本の社長より

 

1年間で300万円を貯めるとは、やはり昔の佐川急便の給料体系は凄かったのがわかりますね。

その他、ソフト・オン・デマンド元社長の高橋がなり氏やUpperleft株式会社社長の鈴木龍平氏など有名企業の社長も佐川急便出身者がいますね。

 

佐川急便の会社情報

そんな佐川急便ですが、ここで売上や業績、従業員数を法人化後に記録がある2001年と現在を比較してみました。

【社歴】

 

1957年 佐川清が京都において京都-大阪間を主体とした飛脚業を開始する
1965年 佐川急便として法人設立
1998年 宅配便事業に参入
2006年 持株会社 SGホールディングス株式会社を設立

 

 【売上、総取扱個数、従業員数】の比較 

  売上 総取扱個数 従業員数
2001年 738,006百万円 818,447千個 37,724人
2018年 1,0450,000百万円 1,262,225千個 51,339名

 

 一人当たり売上をだしてみると

2001年・・1,956,330円

2018年・・20,354,895円

ほぼ10倍を超えていますが、お給料は。。。

 

体育会系と言われた佐川

 かつては体育会系と言われた佐川急便ですが、現在と過去でどのように変わったのか変わっていないのか、気になる労働環境を最後に見てみましょう。

 

 

 数年ガッツリクソみたいに働いてがっぽり貯金をして起業したり家を立てたり・・・
昔の夢や希望が多くの国民に共有されていた時代を佐川急便の給料の遍歴から透けて見えてくる様な気がしますね。