本来、10月に実施される予定の受験者を募集していたTOEICの申し込みですが、希望者が殺到してしまい、サーバーがダウンしてしまうという事態が起こってしまいました。
募集が開始されたのは「第252回TOEIC Listening&Reading公開テスト」です。
公式サイトは、今から約1か月前の7月8日10時に募集を開始していました。
しかし当日、募集開始時間になったタイミングで申し込みが殺到してしまい、サイトがダウンしてしまいました。全く繋がらなかった人や繋がった時にはすでに満席になってしまっていた人もいたようです。
では、なぜサーバーがダウンしてしまうほどの申し込みが殺到してしまったのでしょうか?
なんでアクセスが集中してしまったのか
TOEICの申し込みがなんで今年アクセスが集中して、サーバーがダウンしてしまったのかというと、それは新型コロナウイルスが関係しています。
新型コロナウイルスの影響で来年3月から中止になったから
アクセスが集中してしまった大きな原因は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で3月から試験が中止になってしまい、受けられない人が多く出てしまっていたからです。
その為、今受けないと次にいつ受けられるのかがわからないので、是が非でも今年中に受けたいという人がたくさんいたために申し込みが殺到し、サーバーがダウンしてしまったということです。
今年のTOEICの申し込みは、たくさんの申し込みがあることを想定してか先着順となっていました。そして、10月の公開テスト自体は定員数を限定して実施されることになっていました。
また、募集自体は満席になった段階で受付を終了してしまうということもアナウンスされていました。
その為、いわゆる椅子取りゲームのように我先にと申し込みをするユーザーが増えて、アクセスが集中してしまった為、許容範囲をこえてしまった、ということですね。
もちろんこれだけが原因ではありません。
7月の申し込み自体が先行だったから
TOEICの申し込みは7月8日の10時に行われましたが、そもそもこれも先行申し込みだったようです。
本来は8月5日12時に申し込みが行われる予定だったものを先行で開始してしまった為、今日の段階で申し込みができないという事態を後から知った人も多かったようです。
そして何も知らずに本来の受付日であった8月5日12時にサイトにアクセスした際、繋がらなくなっていたということが起こったのです。
繋がらないことを受けてユーザーはどうしたのか
申し込み開始から長い間サイトに繋がらない状態になってしまっていたため、SNS上でも色んなツイートがありました。
「ずっと繋がらないから諦めた・・・」
「久々のTOEICの申し込みが再開したのに全然つながらない」
「TOEIC受けられないと院試も受けられないのに・・・」
という落胆の声が多く書きこまれていました。
中には、
「申し込みはできたけど沖縄まで行って受験する」
「ほとんど場所がなかったから佐賀で席確保した」
「神奈川がなかったから長崎まで行ってうけることになった」
などの、受験の為に遠方に行くことを余儀なくされた人の書き込みも多く見受けられました。
どうしても受けたい人は遠方でもいいから行くっていう思いで確保しているようですが、中には「遠方しかあいてなくて遠すぎるから無理だった」と、受験を諦めた人もいたようですね。
TOEICの対応は?
アクセスが集中し、サーバーがダウンしてしまったことで申し込みができなくなってしまっている状態を受け、TOEICは以下の文書を公式サイトにアップしました。
本日8月5日(水)12時より、第253回TOEIC Listening & Reading公開テスト(以下、TOEIC L&R)【2020年10月4日(日)】の申込受付を開始いたしましたが、アクセス集中によるシステム不具合のため、お手続きいただけない状況となっております。
現在、復旧に努めておりますが、再開の目途が立たないことから、申込受付を一時中止とさせていただきます。
お申し込みを希望されるお客様には多大なるご迷惑をおかけしておりますことを、深くお詫び申し上げます。第253回TOEIC L&R公開テストの申込受付開始日時については、復旧の目途が立ち次第、公式サイトとメールにてご案内させていただきます。
何卒ご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。
出典:TOEICサイト
サーバーの復旧を行っていても目途が立たないために、一時的に申し込みを中止するようです。復旧の目途が立った段階で再度申し込み受け付けを再開するようですね。
Twitterの反応は?
申し込みができない事態や受付が中止してしまったことに対して、Twitter上のリプライでも普通にツイートでも色んな意見が飛び交っていました。
定員を制限するなら、その分試験の回数をもっと増やしてほしいです。就活やら入試やらでみんな使うんです。日本はTOEICを重視するんです。このわかりきっている事実をもとに、もっと対策練ってください。お忙しいとは思いますが、よろしくお願いします。私だけでなくみんなの将来がかかっています。
— m (@a91628273) August 5, 2020
TOEIC妹に申し込んでおけと頼んだが40分前から落ちてたらしい…申し込みが最難関だったとは( ˙ー˙ )
— お稲荷 (@darkstriker830) August 5, 2020
結局TOEIC受付中止かい!4月に申し込んだのにいつ受けられるの私は〜😭
— Papillon🦋 (@renistheking) August 5, 2020
すでに申し込みを完了している人もいるようで、いつ受けられるのかがわからない状態に困惑している人もいるようですね。
まとめ
3月から中止が続いているTOEICですが、来年社会人になる人やこれから別の試験を受けるために必要な人にとっては、今後開催されるかどうかがわからない状態なのは不安でしょう。
無事に受け付けが再開し、試験を受けることができればいいですが、新型コロナウイルスの感染拡大が原因で中止になっているため、先が読めません。
まずはサーバーが無事に復旧して申し込み受け付けが再開されるのを待つしかなさそうですね。