10月21日、Twitterは一部機能の仕様を変更するアップデートを行いました。
それは、「リツイート機能に関して普通のリツイートではなく、引用リツイートを優先して表示させる」というものです。
知っている人の方が多いかと思いますが、改めて説明をすると、リツイートには2種類があります。
他の人が投稿したツイートをコメントを書かずに改めてツイートしなおすことを「リツイート」といい、他の人のツイートに関して自分のコメントを書きこんだうえで投稿するのを「引用リツイート」といいます。
今回のアップデートにより、普通にリツイートしようとしてもリツイート画面は引用リツイート画面に切り替わってしまい、普通のリツイートができないようになってしまっています。
では、なぜこのようなアップデートを行ったのか、その理由と、ここ最近起こっているTwitterの通信障害について紹介します。
- 普通のリツイートができない?その理由は?
- 今後引用リツイートのみになるの?普通のリツイートはできないの?
- リツイートの関しての問題も意見としてあった!?
- 仕様変更に関してのユーザーの意見
- 通信障害なども発生して大混乱が起こったことも
- まとめ
普通のリツイートができない?その理由は?
今回Twitterがアップデートを行ったことで普通のツイートができなくなってしまっている、という仕様変更を行ったのには、大きな理由があります。
その理由というのは「2020年のアメリカ合衆国大統領選挙に関しての情報の整合性を保つため」です。
情報共有に関して誤解を招くような情報の拡散を防ぐ、という観点から簡単にリツイートできる機能を制限したようです。
Twitterの公式サポートアカウントでは、「一度自分がリツイートするツイートに関して改めて思慮深い情報なのかどうかを促すことが目的」といったような意味に捉えることができるツイートがされていました。
As we continue to protect the integrity of #Election2020 conversation on Twitter, we're announcing new, significant updates today that will bring more context and encourage thoughtful consideration before Tweeting.
— Twitter Support (@TwitterSupport) October 9, 2020
今後引用リツイートのみになるの?普通のリツイートはできないの?
アメリカの大統領選挙は11月3日開催予定となっていますが、現在の引用リツイートが優先される仕様は、今後も継続されるのか心配だと思います。
Twitter側は、フェイクニュースを拡散することが目的だとしているため、今回の仕様変更は一時的であるとしています。
つまり、選挙が終われば仕様は元に戻るため、2週間程度は今の状態が継続されることになります。
ではその間、普通のリツイートはできないのかですが、これに関してはワンクッション置けば普通のリツイートもできるようになるようです。
普通のリツイートのやり方
今回のアップデートが元に戻るまで使える普通のリツイートのやり方を紹介します。
まずは一旦リツイートボタンをタップして引用リツイート画面を表示させます。
そのままだと今まではリツイートがボタンのタップができませんでしたが、現在はこの画面のままで何も書きこまずにリツイートボタンをタップすることで普通のリツイートとなります。
リツイートの関しての問題も意見としてあった!?
今回に関しては、選挙の関係でTwitterの仕様が変更されたためにワンクッション置く形でのリツイートができる仕様になっていますが、以前からリツイートの関しては問題がありました。
それは、多くのユーザーが書かれているツイートのリンク先のサイトをろくに読まずにリツイートしている事例が多い、ということです。
指先一つでどんな情報でも簡単に拡散させてしまう事ができる為、リンク先が問題のあるものであっても気にせずに拡散してしまう事になります。
この行為自体があまり良いことではないという指摘がいくつもあったので、選挙が終わっても何かしらの形での仕様の見直しは行われていくことになるかもしれません。
仕様変更に関してのユーザーの意見
Twitterの仕様が変更されたことに関してのユーザーの意見をいくつか紹介します。
rtの仕様が変わってるけど、そのままツイートすれば普通のrtなのね
— まめ (@mamenome) October 21, 2020
めんどくせえなあ
なんだろ、なんでだろ~?
— 💙みぃにゃん🐾❤️ (@tu_tu_tu_244) October 21, 2020
(๑• . •๑)?
RTしようとしたら…
引用リツイートみたいな画面になっちゃうんだけど
こうゆう仕様に変わったの?
RTの仕様変わってて混乱した
— よもぎちゃん (@Yomogi_3838) October 21, 2020
めんどくさくするなや
RTの仕様変更あんまわからん
— くそめんちゃおるん^^ (@chaoru_) October 21, 2020
「よくわからない」と書いている方もいれば、「めんどくさいことしないで」と書きこんでいる方もいます。
やはり気軽にリツイートできなくなるのはユーザーからしたら多少問題があるようです。
通信障害なども発生して大混乱が起こったことも
Twitterに関しての問題はつい最近もありました。
それは、「大規模な通信障害」です。
10月16日の金曜日、朝からTwitterに投稿ができなくなってしまったり、通知が消滅してしまうなどの障害が発生しました。
この障害に関してTwitterは、社内で不具合が発生したためであるとして、セキュリティ違反やハッキングによる障害ではないとしています。
不具合は色んな所に起こり、過去のツイートやフォローしているアカウントのツイートが読み込めなくなってしまったり、来ていた通知がなくなったりしていました。
つい最近ではフォロワー数が0表示になるなんていう不具合もありました。
この不具合は16日の10時以降には復旧しました。
この日は「鬼滅の刃」の劇場版の上映日だったため、それ関連のツイートのせいでTwitterが通信障害になったのでは」と書いている方もいました。
まとめ
今回のTwitterの仕様変更は一時的なものなので、2週間後には今までのような仕様に戻ることになります。
それまでの辛抱です。
とはいえ、今までリツイート機能を使ってこなかった方からしたら大したことではないと思いますが、頻繁にリツイートをする人からしたら迷惑な話ですね。
ワンクッションおくことにはなりますが、普通のリツイートもできるため、「ちょっとだけ手間が増えるだけ」と考えればそこまでの面倒くささはなさそうです。