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予測困難!?飴台風である台風14号、西日本・東日本に接近!なぜ予測が難しいのか

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気象庁では、4日の午後3時に小笠原近海で発生した熱帯低気圧が今後台風へ発達するという予想をしていました。

 

そして6日現在、熱低低気圧は台風14号として日本に近づきつつあると発表しました。

 

そんな今回の台風14号は、強風をふかせる台風というよりは、強い雨が降る「雨台風である」ということです。

 

今回発生した台風14号は、中心気圧が996hPa、最大瞬間風速は30m/sとなっているので、そこまで大きくはありません。

 

台風は中心気圧の数字が低いほど勢力が強いとされていて、一般的に強いとされている気圧は940hPaとされています。

 

気圧や瞬間風速が低いことから、強風よりも雨の方が強いと予想されているのです。

 

ですが、今回の台風で最も問題となっているのは、「進路予測が困難である」ということです。

 

その為か、棒風景海域は予想の段階ではかなり広範囲に向いています。

 

では、なぜ予測が難しいのか、飴台風の際には何に注意するべきなのかを紹介します。

なぜ進路予測が難しいのか

台風の進路は、高気圧によって変わります。

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出典元:ウェザーニュース

3日の時点での進路予測は、沖縄を通って西側に抜けていく、となっていました。

 

しかし、最初に予測進路が発表された時点でも何通りもの進路予想がありました。

 

日本での最新の予測では、西に進みながらも急激に東に向きを変えてくるんじゃないかとされています。

 

ただ、進路が定まらないためか、予報円はかなり大きくなっていて、縁の中心だけを結んでいくと9日から10日にかけては奄美から九州南部に接近するコースのように見えます。

 

仮に西寄りに進んだとすれば沖縄本島の西側まで進むのではないかとされています。

 

一方で、東寄りに進んだとすれば紀伊半島付近に進む可能性もああります。

 

では、なぜここまで予測がばらけていて定まらないのかというと、最初に書いたように台風は高気圧によって進路が変わるからです。

 

高気圧が発生していると、台風をブロックしてしまいます。つまりは、高気圧があるとその方角には台風は進めないということになります。

 

その為、高気圧の端を舐めるように進んでいきます。

 

高気圧の位置によって大きく進路が変更する可能性があるのです。

 

また、秋の台風の特徴として、日本に近づくと偏西風に流されて一気に加速して進んでしまうので、今の予測よりも早くに上陸する可能性もあるのです。

移動速度はかなり遅い

台風がどれくらいの速度進むのかによってどのタイミングで日本に影響が出るのかの大まかね予想ができます。

 

現時点では、台風の速度は時速15㎞/hとなっていて、これは人が自転車で進むような速度となっています。

 

偏西風に乗ると一気にスピードが上がってしまうのが秋台風の特徴と書きましたが、10日の段階では「北 ゆっくり」となっています。

 

気象予報ではこういう表現が実際にあるようで、10㎞/h以下で進む場合には「ゆっくり」という表現を使うようです。

 

これを見る限り、台風はかなり遅いスピードで進み10日の時点で一旦停止するような速度になると、予想されています。

 

そして、そこからまた移動を開始するとされているので、これも含めて進路が読みづらいとされているのです。

世界の進路予測

台風の予測は日本だけでなく、ヨーロッパなど世界各国も進路予測を発表しています。

 

それを見てみましょう。

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出典元:ウェザーニュース

これを見てみても各国で進路予測にかなりのばらつきがあります。

 

大まかな予想としては、週末にかけて奄美や九州に接近してから日本列島の南岸を東に進んでいく予想となっています。

 

しかしこれも高気圧の位置によって変わります。

 

つまり、ここからどう進むのか、ギリギリにならないと正確な進路が読めない状態なのです。

北側の高気圧があるため、北側に抜けないのか?

予測しづらいとされている台風14号ですが、現在日本の北側には大きな高気圧が発生しているので、北側には進めない為北に抜けていくことはないのではないかとされています。

 

しかし、今回のケースは、太平洋高気圧が発生していて、それが台風を押し出してくるのではないかとされています。

 

もし太平洋高気圧が台風を押し出してくるとすれば、高気圧は時計回りに回っているのでそれに沿って進むことになります。

 

つまり太平洋高気圧がどう進むかによって台風の進路は大きく変わるため、読みづらいとされているのです。

雨台風の時に気を付けるべきことは?

強風を発生させる台風の際には、窓をガムテープで固定して割れても破片が飛び散らないようにしたり、物が飛ばされないようにできるだけ家の中にしまったりする等の対策がとれます。

 

雨台風に関しても風が全くないわけではないので、一般的な台風対策を行うのは有効になります。

 

しかし大雨の場合は、それだけでなく、家の雨漏り、川の氾濫、土砂崩れなどの災害にが発生することが多いので、できるだけそれらからは離れた所に避難するのが有効になります。

ハザードマップを確認しておこう

雨が強くなるのか弱くなるのかがわからなければ対策のしようがありません。

 

そこで重要なのはハザードマップを活用することです。

 

ハザードマップは、地域の危険度を細かく見ることができるように表示した地図なので、大雨が降った際には水害が起きやすい箇所を確認することができます。

 

これを確認しておくことで、どこに避難すれば安全なのかがわかるので、これらを頼りに行動すると良いでしょう。

家屋の補強を予めしておく

雨や風が強くなってからの外出は危険が多いので、できるだけ前もって備えるようにしましょう。

 

飛ばされやすいものは家の中に入れ、水はけが良いか悪いかも調べておくと良いでしょう。

 

浸水が気になるのであれば、水のうを準備しておくと良いでしょう。

 

水のうに関しては、以下の記事で詳しく書いているのでよければその部分だけでも読んでみてください。

www.89dacchi.com

まとめ

今回の台風14号は、どういう進路をたどるのかが正確にはわかっていません。

 

その為、今出ている情報をうのみにせず、最新の情報を常に取るようにしましょう。

 

その上で、できる対策をしっかりとして台風に備えるようにしましょう。