あるWEBサイトを訪れたところ、がらりとデザインが変わっていて、内容も変わっていた。もう一度読みたい記事があったのに・・・
皆さんは、こんな経験をされたことありませんか?
●ブックマークしていたお気に入りの記事が消されてしまった
●デザインを参考にしていたのにリニューアルしてしまった
など、いろいろな理由で、過去に存在していたページの内容を見たいときがあると思います。無くなった記事は、仕方ないと諦めていた方もいると思いますが、実は、過去ページをみる方法があるんです。
今日は、消えてしまった過去ページを見る方法を紹介していきます。
Google検索のキャッシュで見る方法
Googleは、世界中のサイトを巡回し「キャッシュ」をサーバに保管しています。
キャッシュとは、アクセスしたWEBサイトのデータを一時的に保存しておくもので、分かりやすく言えば、サイトを閲覧したときの履歴を残す仕組みになります。
仮にサーバー障害などで、サイトが見れなくなっても、Googleの検索結果に表示される「キャッシュ」を選択することで、内容を参照できるというわけです。
ほとんどのリンクはそのまま機能しますので、サイト内の他のページを参照することもできます。
キャッシュの見方
Google検索で、何でも良いので一度検索してみてください。
仮に、「あいうえお」と検索したとします。
検索結果が表示されたら、検索窓から「あいうえお」を消して、過去のページが見たいWEBサイトのURLを入力して検索します。
検索結果の一番上にサイト名が表示されますので、URLの右にある▼をクリックして、「キャッシュ」を選択します。
※Googleのキャッシュについての参考サイト
ただし、このキャッシュというのは、前回巡回した際のデータになるため、当日や前日のデータであることも多いことから、リンクが切れて時間が経っているページを探す場合には向きません。
そのため、どちらかというと、サーバーの障害などで、一時的にサイトが見れない場合などの代替として利用できると考えたほうがよいかもしれません。
Wayback Machineを使う方法
二つ目の方法は、Internet Archiveの「Wayback Machine」を使う方法です。
Wayback Machineは、20年の歴史があって、WEBページのアーカイブを参照できる無料ツールです。
まずは、Wayback Machineにアクセスします。
Wayback Machineの使い方
使い方はとても簡単で、過去ページを見たいサイトのURLを検索窓に入力し「BROWSE HISTORY」をクリックするだけです。
クリック後、過去に取得されたアーカイブが、カレンダー形式で表示されます。
実際に確認した方が分かりやすいので、試しに、Yahoo!を検索してみましょう。
以下は、Yahoo!の検索結果になりますので確認してみてください。
https://web.archive.org/web/*/https://www.yahoo.co.jp/
画面の上段に表示された西暦を選んで、その下に表示されるカレンダーで日付を選ぶことで、指定日に取得したアーカイブが表示されます。
画像や動画など一部を除けば、大体のリンクは切れていないので、リンクをたどって目的のページを見ることも可能です。
ただ、アーカイブが作成される期間については、サイトごとに異なります。
アーカイブについては、Wayback Machineのクローラーが巡回して作成されるわけですが、頻繁にアーカイブが作成されるサイトもあれば、更新をあまりしていないサイトなどは、半年以上作成されないこともあります。
また、サイトが更新されたときにアーカイブが作成されるわけではないので、過去の参照したいページ内容を見つけることができな場合もあります。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ふたつの「消えた過去のWEBページを見る方法」を紹介してきました。参考になれば嬉しいです。
それぞれの方法に向き不向きがありますので、ケースに合わせて使い分けして確認するようにしてくだい。