今、日本のみならず世界中で感染拡大を続けている新型コロナウイルス(COVID-19)。
日本政府は、緊急事態宣言を発動し、1か月間の自粛要請を東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県、大阪府、兵庫県、福岡県を対象地域に指定しています。
また、緊急事態宣言対象地域でない愛知県、三重県、岐阜県、香川県なども緊急事態宣言地域に指定してもらうように国に要請をしていたりします。
その為、不要不急の外出は自粛するよう呼びかけを行っています。
この影響で、満足に仕事ができず、生活費が足りなくなったりしている事を理由に給料ファクタリングを利用する人が増えてきています。フジテレビのとくダネ!でも特集を組んで紹介するほど今激増しているそうです。
聴いたことがある人もいるかもしれませんが、実際にどういうものなのかを知らない人も多いと思うので、詳しく紹介していきます。
是非参考にして、生活に役立ててください。
- コロナ禍で急増する給与ファクタリングの背景
- 給与ファクタリングとは?
- 消費者金融と給与ファクタリングの違い
- 給与ファクタリングのメリット
- 給与ファクタリングの危険性
- 給与ファクタリングを使用する際の注意点
コロナ禍で急増する給与ファクタリングの背景
コロナ禍の影響で、収入が減ってしまったりして、日々の生活が苦しくなっている人が多くいます。
通常、会社の給料は25日であることが多いですが、「25日までお金がもたない、耐えられない」という人も多く出ています。
しかし、お金がないからといって「消費者金融に借金をしてまで手に入れるのも怖い」と思う人もたくさんいますよね。
そこで、注目を浴び出したのが「給料ファクタリング」です。
給料ファクタリング自体が日本で注目されるようになったのは2019年ごろからです。
給与ファクタリングとは?
給料ファクタリングというのは、会社で働く社員へ支払われる給料を、事前にファクタリング会社に買い取ってもらい、実際に給料を受け取る日時よりも前にお金を手に入れる、という方法の事です。
給料を受け取るのは、労働者への対価として支払われる当然の権利であるため、考え方を変えると給料債権ともいえます。
例えば、毎月受け取る給料のうち、10万円をファクタリング会社に売った場合、手数料を支払った残りの分を給料よりも前に受け取ることができます。
手数料は、多くのファクタリング会社では10%~30%程度であることが多いので、10万円を売った場合は、約7万円程度を前払いとして受け取ることができます。
消費者金融と給与ファクタリングの違い
消費者金融とファクタリングの大きな違いは、主に以下のようなものが挙げられます。
- 借り入れではない
- 金利を支払う必要がない
借り入れではない
給料ファクタリングは、給料債権の買取を行ってくれるサービスであるため、借入とは異なります。
その為、カードローンや消費者金融と違い、信用情報の審査が行われることがないのです。
金利を支払う必要がない
借り入れではないということは、金利や利息の返済が不要であるということにもなります。
そもそも給料ファクタリングは、原則一括払いのみとなるので、金利が発生することがありません。
借金をするということではないので、罪悪感が少ないのです。
給与ファクタリングのメリット
色々と問題のある給与ファクタリング。フジテレビのとくダネ!でも紹介されるほど多くの利用があるということは、それだけメリットを感じている方々も多いと言うこともいえます。
では給与ファクタリングにはどのようなメリットがあるのか見てみましょう。
スピーディーな資金調達
一番にあげられるのが今回のコロナ禍でも問題になっているスピーディーな資金調達です。
今、日本の政治家、所得制限を設けて30万円の支給だ!いや10万円の一律給付だ!など迷走していていますが所得が減れば日々の生活費だけではありません。
医療費に家賃、食費に光熱費、冠婚葬祭と困っている我々には一刻の猶予も無いんです。
そんな時に給与ファクタリングでは最短即日で現金を調達することができスピーディーであり背に腹は変えられない思いが、今回の急増の背景にもあるのではないかと思います。
ブラックリストでも利用できる
しかも金融機関のブラックリストにのっていても利用できるのも大きなメリットの一つです。
給与ファクタリングは借入とは違い給与の債券の売買ですので金融機関での信用情報の対象外になっています。ですので返済履歴や事故情報など信用情報がブラックリストの人でも利用できます。
また基本的に給与をもらっていればOKですので、アルバイトでもパートの方でもさらには専業主婦でも扶養者の収入証明があれば利用できる、ゆるゆるなところも急増の背景にあります。
金融機関での信用情報の対象外であるためのメリットは、給与ファクタリングを利用しても住宅や車の購入のためのローンやキャッシングの信用情報には一切影響しないって事でもあります。
給与ファクタリングの危険性
金融機関の信用情報に縛られずスピーディーに資金調達できることから急増している給与ファクタリングですが、その一方で危険性も多分にあります。
一番は高額な手数料です。
「消費者金融と給与ファクタリングの違い」の項でも述べましたが、「借り入れではない」ので「金利を支払う必要がない」のですが業者に給与債券を買い取ってもらう時に手数料が発生します。
この手数料を給料額から引いた金額が手元に来るわけです。
フジテレビのとくダネ!でも話題になっていましたがその手数料が20%~30%だといいます。
もし20万円の給料で20%の手数料だとしたら16万円しか手にすることができないのです。
いわゆる消費者金融や金融機関のキャッシングなどでしたら年率18%位ですので20万円を1ヶ月借り入れると利息は3000円ポッチですむわけですね。
20,000円×18%÷365日×30日=2958円!
この計算をいざ今回のコロナ禍で急遽お金が必要になった時、明日にも必要だーとなった時に冷静に計算・比較できるのか、さらにブラックな人はそもそも金融機関を利用できない分けですからこのような業者に頼るしか無いのが現実です。
給与ファクタリングを使用する際の注意点
さらに怖いのが闇金業者も給与ファクタリングに参入していることです。
金融機関の信用情報に縛られないってことは貸金業に関する免許や資格も必要ないってことです。そして監督する官庁も存在しないってことです。
どうしても利用しなければならない状況になったら、その会社の口コミの必ず検索して確かめてからにしましょう!
今回こちらのサイト情報も参考にさせていただきました。ファクタリングに関するあらゆる情報が掲載されていましたので、ぜひチェックして見ください。