2020年7月30日午前9時前に、福島県郡山市島2丁目にある大手飲食チェーン店である「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で大規模なガス爆発があったというニュースがありました。
news.yahoo.co.jp消防からの情報だと、店内にいた男性1人が亡くなり、18人がけがをしたようです。
また、ケガをした方の中でも40代の女性2人が重傷で、自力で歩くことが困難であるものの、意識はしっかりとしているということです。
また、近くにあった銀行の従業員2人や現金自動受払機(ATM)を利用していた2人もけがをしたようです。
爆発があった飲食店はどこにあったのか
爆発事故が起こってしまった飲食店は「しゃぶしゃぶ温野菜郡山新さくら通り店」で、JR郡山駅から西に約3.5㎞ほど離れた市街地にあります。
こちらですね。
住所は〒963-8034 福島県郡山市島2-44-30です。
周辺には住宅の他、女子大や付属幼稚園、高等学校などもあります。また、今回被害にあったファッション専門店などもあります。
爆発の規模はどれくらいだったのか
爆発が起こってしまった飲食店は、お店の原形をとどめておらず、骨組みだけになってしまっているようです。
爆発があったしゃぶしゃぶ温野菜郡山 Twitter情報
ありえんなんか爆発した pic.twitter.com/RTjz0pHAXJ
— XXX (@YVLI_ALYX) July 30, 2020
島のしゃぶしゃぶ温野菜で爆発 pic.twitter.com/wfE7BS5Olj
— 安息香酸 (@_hooc3hc_) July 30, 2020
飲食チェーン店で起こった大規模の爆発の規模はどれくらいだったのかですが、まず向かいにあった銀行にいた方がけがをしたというのは先ほど書きました。
その他にも銀行の隣にあったフォーエルというファッション専門店のガラスも割れてしまい、近隣の住宅のガラスも割れてしまったところもあったようです。
さらに、250メートル離れた学校のガラスも割れてしまったということで、午前11時頃に緊急で下校させる処置がされたようです。
250メートル先の学校のガラスが割れたとなると、相当の爆風があったと思っても良さそうです。
また、振動自体はお店から400メートル先に住んでいた家にも伝わっていたようです。
では、なぜ250メートル先の学校のガラスが割れてしまったのかというと、爆風が狭い道を通り抜けた際、それが振動していくことで伝わっていったのではないかと、ミヤネ屋内で専門家が説明していました。
そして、狭い所から広い所に抜けた際に圧縮されていた風圧が一気に解放されたため、遠くの建物のガラスが割れてしまったんだ、と話していました。
そもそもガス爆発だけではそこまでの距離は届かないようなので、この爆風や風圧が被害を広めた原因だったみたいですね。
近所にいた人の証言
当時お店の近所にいた人や近隣住民の人は、爆発当時「ドーンという大きな音がして、目の前が真っ白になった」と口々に証言しています。
また、爆発の際「地震かと思った」や「体が揺さぶられた感じがした」と話していました。。
さらに近くにいた男性は、爆風の影響で家の窓ガラスが破損してしまったようで、驚いて外に出たら店は骨組みしか残っていない状態だったと証言しています。
先ほども書いたお店から400メートル先の自宅に住んでいる70代の女性は「コーヒーを入れようとしたら大きな音がしてがガラスが割れたので隕石でも落ちてきたのかと思った。ニュースを見て爆発があったのを知ったが、怖かったので見に行かなかった」と話しています。
なぜ爆発が起こってしまったのか
詳しいことはまだ調査中とのことですが、現場付近にはガス臭が充満していたということで、おそらくガス爆発ではないかと言われています。
警視庁が確認した際は、本来6本あるはずのプロパンガスのうち、3本からガスが漏れていたようです。
しかし、本来ガス爆発であったとしても火がないと爆発することはないため、何かしらの火が引火したことで爆発してしまったのではないかと言われています。
死傷者が少なかった理由は?
通常であれば午前9時ごろというと、お店の開店の為に従業員が集まり始める時間ですが、今回なぜ亡くなった方が1人、ケガをした人が18人で済んだのでしょうか。
その理由は、お店自体が営業をしていなかったからです。
新型コロナウイルスの影響で一定期間営業はストップしていたため、中にはそもそも人がほとんどいない状態だったようです。
また、休業に合わせて店内の改装工事を行っていて、お店自体は7月31日から営業を再開する予定だったようです。
その為、店内にいたのは改装作業を行っていた50代の男性ではないかと言われています。
郡山市の対応は?
郡山市では、今回の爆発事故を受けて、近隣の住民向けに新しく避難所を設置して非難を呼び掛けているようです。
重症の方以外にも窓ガラスが割れたことで軽傷を負ってしまった人もいるため、その方たちの治療も進めていくことになるでしょうね。
ただ、爆発事故も怖いですが、新型コロナウイルスの蔓延がまだ残っているので、避難所がクラスターにならないかが心配ですね。
まとめ
今回の飲食チェーン店の爆発事故は、朝から各局報道をしていて、新型コロナウイルス感染症と共に大々的に報道されました。
それだけ大規模な事故だったということですね。
亡くなってしまった方やそのご家族にとっては非常に悲しい出来事になってしまいましたが、なにもなかったまたは、軽症であった方が多かったのは不幸中の幸いでした。
重症の方もいるのでまだ安心できないですが、多くの命が奪われなくて良かったですね。