誰でも簡単に短文や画像・動画などを投稿できるTwitterは、口コミや最新情報のチェックをするのにぴったりなプラットフォームです。Twitter内の検索を使えば、フォローしていない人の有用なツイートもチェックできるのが非常に便利ですよね。
しかし、実際に検索を行ったときに「検索ワードがアカウント名に入ってる人の関係ないツイートが出てくる」「あんまり役に立たないツイートばかり出てくる」といったことはありませんか?
こうしたTwitter検索の不便を解消するには、Twitterで利用できる「検索コマンド」を活用するのが一番です。今回は、知っておくととても役に立つ検索コマンドを実例とともに紹介します!
Twitter検索コマンドの実用的な使い方
検索コマンドでどういったことができるのかを伝えるためにも、まずはおすすめの検索コマンドとその使い方をピックアップして紹介します。
人気のツイートの検索
特定のワードを含んだツイートのうち、人気のツイートのみを調べる方法があります。人気のツイートはリツイートやお気に入りの数が多くなるのを利用して、そのリツイート数・お気に入り数でフィルタをかける検索コマンドを使うのです。
<検索コマンド>
min_retweets:100、min_faves:100
検索窓にワードとともに上記コマンドを入力することで、それぞれ「100リツイート以上」「100お気に入り以上」のツイートのみを検索することができます。
「パンケーキ min_retweets:100」と検索をかけるだけで、大人気のパンケーキが食べられるカフェがいくらでも見つかります。≫検索結果はこちら
数字部分を変えればフィルタをかける数字を自由に変更できるので、「1000リツイート以上」として検索結果をバズったツイートのみに絞るのも良いですね。
広告リンクを含まないツイートの検索
商品の口コミが知りたくて検索しても、販売元や広告用アカウントからの販促ツイートが多くてなかなか見つけられない……という場合は、リンクを含まないツイートのみ表示する検索コマンドの出番です。
<検索コマンド>
-filter:links
リンクありのフィルターに対してマイナス検索をかけることで、リンクが含まれないツイートのみを見ることができるようになります。
例えば化粧水のアヤナスは、普通に検索してもブログ記事に誘導するツイートだらけ。そこでこのコマンドを使うことで、リアルな声を拾うことができます。
↓検索結果を比べてみてください!
ただし、画像や動画などもリンクに含まれてしまうので、その点のみ注意しましょう。次項の方法を使って公式アカウントのツイートのみを非表示にするというのも有効です。
特定のアカウントを除いたツイートの検索
検索ワードがアカウント名に含まれていて、全然関係ない内容をつぶやいているのに検索結果に出てきてしまうアカウントがありますよね。また、何らかの理由であなたが見たくないツイートを繰り返している人もいるでしょう。
検索結果には出てほしくないけど、そのアカウントのツイートが見たくなる可能性もあるという場合は、ミュートで対応するのも難しいでしょう。そうした場合、特定アカウントを除いたツイートを検索するコマンドが便利です。
<検索コマンド>
-from:アカウントの@以降
このコマンドを活用すれば、検索結果に大きな影響を与えている特定のユーザーを除外し、他のアカウントのツイートを確認しやすくなります。
キングジムを例にとってみましょう。公式アカウントのツイート頻度が高いキングジムですが、このコマンドを使えば公式アカウント以外のツイートだけを見ることができます。
↓検索結果を比べてみてください!
※わかりやすい例として紹介しましたが、キングジムさんはとても素敵なアカウントです。
逆に、最初の「-」を消せば、特定のアカウントのツイートだけ検索することも可能です。例えばホリエモンがロケットについて発信しているツイートのみをチェックしたいと思った場合、「from:takapon_jp ロケット」と組み合わせ検索すれば、ホリエモンの公式アカウントによる「ロケット」を含んだツイートのみを見ることができます。≫検索結果はこちら
表記ゆれに対応した検索
「Twitter」「ツイッター」など、アルファベットとカタカナの両方で呼ばれる商品やサービス、結構ありますよね。こうした表記ゆれが起こりがちなワードを、ワードのバリエーションごとに一回一回検索し直すのはとても面倒だと思います。
そこで、表記のバリエーションをまとめて検索するために、コマンドでOR検索を使いましょう。
<検索コマンド>
ワード1 OR ワード2
ワードとワードの間を「 OR 」で区切ることでOR検索ができます。
ヴェネツィアとベネチアなど、どちらの表記もよくありそうなワードで試してみてください。≫検索結果はこちら
ORの両側には半角スペースが必要な点と、ORは大文字で入力する点に注意しましょう。
日本語のツイートだけを表示する検索
アルファベットのワードを検索する際にありがちですが、海外のアカウントのツイートが検索結果に出てしまうことがあります。そうすると、日本のツイート自体探すことが難しくなりますよね。
日本での結果だけ検索できれば良いという場合は、言語指定のコマンドを使うことで日本語ツイートに絞り込んだ結果を表示させることができます。
<検索コマンド>
lang:ja
例えばアパレルブランドのJOURNAL STANDARDなど、普通の英単語で構成されているブランド名などはそのまま検索すると外国のツイートがどんどんヒットしますが、このコマンドを使うことで日本語のツイートだけを表示できます。
↓検索結果を比べてみてください!
≫「journal standard」言語指定なしの検索結果
日本語を指定している「ja」の箇所を変更すれば他の言語のツイートのみを検索することもできますので、覚えておくと意外なところで役立つかもしれませんね。
代表的な検索コマンド一覧
Twitterには非常に多くの検索コマンドが用意されています。代表的なものを一覧にしましたので、使えそうなものがあればぜひ使ってみてください。
検索コマンド | 説明 |
---|---|
min_retweets:数字 | 「数字」以上のリツイートがあるツイート |
min_faves:数字 | 「数字」以上のお気に入りがあるツイート |
-filter:links | リンクを含まないツイート |
-from:ユーザーアカウント(@以降) | 「ユーザーアカウント」からのツイートを除外したツイート |
ワード1 OR ワード2 | 「ワード1」あるいは「ワード2」を含むツイート |
lang:ja | 日本語のツイート |
ワード :) | 「ワード」を含む好意的なツイート(ポジティブ検索) |
ワード :( | 「ワード」を含む否定的なツイート(ネガティブ検索) |
ワード since:yyyy-mm-dd | 「ワード」を含むyyyy年mm月dd日以降のツイート |
ワード until:yyyy-mm-dd | 「ワード」を含むyyyy年mm月dd日までのツイート |
ワード near:場所名 | 「ワード」を含む「場所名」に近い場所でのツイート |
前述の通り、検索コマンドは組み合わせられるのが魅力です。例えば「猫 OR 犬 min_faves:100」とすれば、最低でも100お気に入りされている「猫」か「犬」を含んだツイートだけ検索することができます。
↓実際にチェックしてみてください!
≫「猫 OR 犬 min_faves:100 」の検索結果へ
なお、「画像を含むツイートだけ(filter:images)」「動画を含むツイートだけ(filter:videos)」という検索コマンドもありますが、現在のTwitterの検索結果画面には「画像」「動画」というタブが用意されているので、わざわざコマンドを入れなくても簡単に絞り込みが可能です。
高度な検索を簡単にできるページ
「いちいちコマンドを入力するのはちょっと面倒……」「間違えそう……」という人は、こうした高度な検索を比較的簡単に行うことができるページがありますので、そちらから検索を行ってみると良いかもしれません。
※すべての検索コマンドに対応しているわけではありません。
単語やユーザー名、日付、地域、言語などで絞り込んだ検索を行うことができます。
まとめ
日頃何気なく行っていたTwitter検索は、実はとっても非効率なやり方だったかもしれません。便利な検索コマンドを活用することで、欲しい情報だけを抽出できる確率がぐっと上がることがお分かりいただけたと思います。
リアルタイムで世界中の人のツイートを見ることができるTwitterだからこそ、上手に検索コマンドを使って必要な情報だけをチェックしていきたいものですね。