歌手のASKAさん(61)が8月25日、CHAGE and ASKA40周年の節目の日、公式サイトで、活動休止が続いていたCHAGE and ASKAから脱退することを表明した。
ASKA公式サイトより、発表された脱退表明全文
2019.08.25
関係者各位 各位
いつもASKAをご支援いただきまして、誠にありがとうございます。
この度、弊社所属アーティストのASKAが、2019年8月25日をもちまして、CHAGE and ASKAから脱退いたしますことをご報告させていただきます。
1979年8月25日にCHAGE and ASKAとしてデビューしてから、今年で音楽活動40年となりました。
数々の楽曲を世に送り出しながら、1996年には、アジア人アーティストとしては初となる「MTV Unplugged」 に出演し、2000年には、大韓民国政府が歴史上初めて認めた、日本人による初の大規模コンサートを開催するなど、国外での活動も積極的に行って参りました。
この様な活動を続けることができたのも、多くの皆様のご支援の賜物と深く感謝しております。
しかしながら、今後の活動を継続していく中で、CHAGE and ASKAというグループを維持していくことが最善の選択なのか、ASKA及びスタッフ一同で話し合った結果、デビュー日という本日をもちまして、
CHAGE and ASKA からの脱退を選択することとなりました。
CHAGE and ASKAの復活を待ち望んで下さった皆様には、とても残念なお知らせとなってしまいました事、心よりお詫び申し上げます。
今後は、ソロ活動に邁進していく所存でございますので、変わらぬご支援とご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
メディアの皆様におかれましては、この件に関するお問合せにつきましては、一切対応致し兼ねますこと、予めご了承下さい。
スタッフ一同
CHAGEからのコメントは?
ASKA脱退の表明に、渦中のCHAGEさんのファンへ向けたコメントが、本日8月26日、公式サイトより発表されました。
Chappyの皆さま
僕たちの音楽を愛するあなた達へこの度はASKAのblogでASKA自身の言葉で
CHAGE and ASKAからの脱退が綴られました。
僕に対して、「脱退します」との書面が彼から届いたのは8月23日でした。皆様を悲しませてしまった事に責任を感じると共に率直にとても残念な思いです。
彼が理由に挙げている事に、ここで意見することはありません。
彼の思いは「彼の考え」である事に間違いありません。
そして誰が何を言っても「覆る」事はないのでしょう。ASKAは戻って来ました。ファンの皆様も大変喜んでくれています。
ただ、まだそう思えない方々もいます。
僕が前向きな発信をすれば「払拭」出来るかも知れません。「何故、それが出来ないのか」
「何故、それを説明できないのか」…どうか、ご理解ください。1ヶ月ほど前に2回、ASKAに対して二人での面会を申し入れましたが、実現出来ませんでした。
また彼に対して、僕の想いは手書きで彼に手紙を渡しております。
内容に関しては二人だけが共有し理解すればいいことですのでお伝えすることはできませんが、各々がソロ活動をやればやるほど、CHAGE and ASKA復活論が熱望される状況下に戸惑いが生じているのは僕もそうですし、彼もそうなのでしょう。ならば今、僕の意思に関わらずこのような状況になったことすらも前向きに捉え、ソロ活動に邁進出来る今の環境を僕自身も真摯に受け入れようと思います。
僕自身、二人で活動して来た事を後悔しないためにも、そして今でも僕らの音楽を愛してくれている人の為にも、歌い続けたいと思います。
またステージでお会いできるのを楽しみにしております。
2019/8/26Chage
なぜ、解散ではなく脱退?
CHAGE and ASKAはチャゲと飛鳥、二人のグループ。
なぜ解散ではなく脱退を選択したのか・・。
事実上、それって解散では?という声も上がっています。
なぜ、解散ではなく、脱退なのでしょうか?
ASKAさんは、脱退表明する一日前の8.24に公式サイトで、こう綴っています。
【ASKAオフィシャルサイトより抜粋】
こんばんは。|BLOG|ASKA Official Web Site 「Fellows」
僕は、2007年に、一度「解散」を決意しましたが、土壇場であいつが、例え「上っ面」であったとしても、心を見せてくれましたので、踏みとどまりました。
とうとう2009年2月に、僕らは「無期限活動停止」を、世の中に発表いたしました。
僕の「解散要求」に応じてくれないChageの意見を受け入れ、
「無期限活動停止」を選択することとなりました。
ASKAさんは、この時のことを、振り返り、事実上の「解散」と記しております。
この後、2013年、復活ライブで、2人は活動を再開する予定でしたが、ASKAさんの体調不良が報じられ、結局、ライブは中止となりました。
当時の社長、Chageには、「復活ライブ」の「中止決定」するならば、せめて僕には声をかけて欲しかった。
僕に同意をさせて欲しかった。あの頃、僕は頻繁に「立ちくらみ」が起きていたのも事実です。しかし、振りかえれば、そのようなことは子供の頃からありました。
医師は「ライブには問題ない」とのことでした。それを表向きの理由に、「中止決定」されてしまったことは、残念で仕方がない。
そして、僕に直接ではなく、週刊誌面で、
「ファンとの約束を果たしたい」
と、大衆に向けて発信するやり方は、僕の生き方にはありません。
その翌年、2014年、覚醒剤取締法でASKAさんが逮捕されます。
なぜなら、あの様なことを起こしてしまった僕を、「馬鹿やろう!」と言いながらも、待っていてくれるChageがいると、僕はあの時、僅かながらも信じていたんですね。
しかし、そうではありませんでした。
連絡すらも取れない状況が今なお続いています。
連絡はCHAGEさんの弁護士を通じて。
解散も認めてもらえず状態で、直接話しができないまま、
不信感だけが募っていったのでしょう。
そして、とうとう、脱退という決意に至ったということでしょうか。
まとめ
ファンの方には大変ショッキングな表明となってしまったようです。
ASKAに対する怒りや、悲しみなどの声も上がる中、「40周年、おめでとう」「おつかれさまでした」という労いの言葉も沢山あり、復活を望む声もSNSには多く投稿されていました。
CHAGE and ASKAの復活を望んでいた1ファンとしては悲しいですが、
ASKAさんにとって新たなスタートを切るために必要な選択だったのかもしれません。
これからも2人の活動を応援していきたいと思います。