先日、韓国政府が日本と韓国の間に結ばれた2016年11月に締結した協定、GSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄することを決定しました。
日本政府や他国の反応は?
河野外務大臣:
「安全保障環境を完全に見誤っていると言わざるを得ないと思っています。このような決定が行われていることに断固として抗議したい」
引用元:youtube
安倍総理大臣:
「韓国に対して、まずは国と国との信頼関係を回復し、約束を守ってもらいたいという基本的な方針には今後も変わりはない。彼らが国と国との約束を守るように求めていきたい」
引用元:youtube
アメリカ・ポンペオ国務長官:
「韓国側と話をしたが、韓国のGSOMIAに関する決断に失望している」
引用元:FNNPRIME
GSOMIA(軍事情報包括保護協定)とは??
『GSOMIA(ジーソミア)』についてよく知らない人も多いのではないでしょうか?
この『GSOMIA』という言葉は、
「General Security of Military Information Agreement」の頭文字を結んだもの。
両国それぞれの軍事上の秘密情報を共有するという協定です。
日本は、韓国の他にも、アメリカ、イギリス、オーストラリア、インドなど、同様の協定を結んでいます。
日本と韓国が、この協定を結ぶ前は、アメリカを介して情報を得ていましたが、
2016年11月に日韓で『GSOMIA』が締結されてからは、
日韓で直接情報のやり取りができるようになりました。
両国で主に扱っている情報は、
北朝鮮が発射する弾道ミサイルのレーダー情報やミサイルの発射準備情報などです。
日韓の関係性はなぜこんなに悪化しているのか?
そもそも、なぜ、日本と韓国の関係はこんなにこじれてしまったのでしょう。
それには、過去の歴史が関係しています。
第2次世界大戦では、アジア各地の数万人とも20万人ともいわれる女性が、日本軍向けの売春婦として連行された。「慰安婦」と呼ばれるこの女性たちの多くは朝鮮人だった。
日韓併合の後、多くの朝鮮人男性が日本軍に強制的に徴兵された。
日本が第2次世界大戦に敗北し、朝鮮半島の統治に終止符が打たれてから20年後の1965年、韓国の朴正煕(パク・チョンヒ)大統領(当時)は数億ドルもの補償金や融資と引き換えに日韓基本条約に合意し、日韓関係は正常化した。
引用元:BLOGOS
戦争で負けた代償として、強制的に日本につれてこられ、人権を侵害された朝鮮の国(現在の韓国と北朝鮮)。
その謝罪と代償を求める韓国側に対し日本は、
当時の韓国大統領、朴正煕(パク・チョンヒ)合意のもと、「経済協力金」によって戦時の補償は終わっていると主張していました。
その後も韓国側は、謝罪と代償は終わっていないと主張。
2015年、この問題に終止符を打とうと、安倍総理は慰安婦問題について謝罪を行い、被害者を支援する財団「和解・癒やし財団」に、10億円を支払いました。当時の韓国大統領、朴槿恵(パク・クネ)大統領もこれに合意。
これで解決したかに見えた慰安婦問題ですが、2017年に新しく就任した
文在寅(ムン・ジェイン)大統領が合意の改定を示唆しました。
2019年7月には「和解・癒やし財団」が解散され、
財団に日本が支払った10億円の半分が使途不明金となり宙に浮くこととなりました。
韓国側は、1965年に保証金や、融資と引き換えに日本と交わした、
日韓基本条約への破棄も検討中。
これにより、日本と韓国の関係はますます険悪となったわけです。
日本製品不買運動が激化
安倍首相の“断韓”外交に、日本企業から悲鳴が上がっています。日本政府は日本国内の経済損失を過小評価していますが、日本製品の不買運動の影響が韓国に進出している日本企業の売り上げに暗い影を落とし始めています。https://t.co/wpp8XdHhj7 #日刊ゲンダイDIGITAL
— 日刊ゲンダイ (@nikkan_gendai) August 16, 2019
韓国人(の一部)からすると「安倍がいきなり喧嘩を吹っ掛けた」らしい。
— haka@政治用垢 (@haka09719420) August 22, 2019
笑える。日本が思い通りに動かないのが認められないんだろうなぁ。可愛そうに。 https://t.co/wOPhsx155v
悲報
— kuroe.file (@emaena3) August 20, 2019
韓国氏
日本製品不買運動でベトナムとタイのバイクを粉砕する pic.twitter.com/3BkQzukOI7
もし、韓国と日本が戦争になったら・・
日本は憲法9条で戦争の放棄を名言している国なので、実際には法律が変わらない限り無いとは思いますが・・。
「仮に韓国と日本が戦争になったらどっちが勝つか」を
軍事的な視点からシミュレーションしたサイトを見つけました。
結果的には韓国と戦争しないほうがいいという話に落ち着くのですが、なぜしないほうがいいのか、それについての見解が中々リアルです・・。
兵力としては韓国が70万、日本が25万ということですが、各軍の規模としては以下のようになっています。
陸軍 韓国軍が1.5倍強い
空軍 日本軍が3倍強い
海軍 日本軍が5倍強い
日本は憲法9条の兼ね合いで、自ら攻撃を仕掛けることはできません。
攻撃があるとすれば韓国からが先になりますが、その後、3時間、4時間で制海権をとれるという見解です。
日本には本物のイージス艦が6隻ありますが、1隻で十分という話ですね。
韓国にもイージス艦が3隻ありますが、衛星と連動していないそうですよ。
制海権をとってしまえば、結局のところ、地理的に輸送航路をブロックできるので、それで完了ということなんですね。
そのまま海上を封鎖して放置するだけ。。。
その後のシナリオもありますが、戦争に勝ったところで、韓国の土地を手に入れてもメリットはありません。
農業、漁業、産業も今ひとつで、経済的にインパクトがないというお話です。
まとめ
お隣の国同士、仲良くするのが一番ですが、政治的、歴史的なものが絡んでくると、
そうもいかないのでしょうか。
戦争を知らない世代にこの代償を支払う方法は果たして見つかるのでしょうか。