Twitterにリプライ出来る相手を制限できる新機能が実装され、”クソリプ防止機能”が出来たと評価されています。
最近は、SNSでの誹謗中傷が原因となった事件や裁判が行われており、この機能によってそういった被害が減ることが期待されます。
ただその一方で、デマや間違いを指摘できなくなるという指摘も出ており、大きな話題となっています。
そこで、このクソリプ防止機能について詳しく調べてみました。
クソリプ防止機能とは?
今回新しい機能として追加された、クソリプ防止機能とは自分がツイートした際に、リプライ出来る相手を3段階で設定出来るようになる機能です。
3段階の内訳はこちらです。
- 全員
- フォローしているユーザーのみ
- ツイートしたアカウントのみ
この機能によって、リプライ出来る相手を自分で設定出来る様になるため、見知らぬ人からの的外れや不快な返信、いわゆる「クソリプ」をされる頻度が下がるとみられています。
実際にこの機能は5月頃から一部のユーザーを対象に実施されており、「スパムや悪意のあるリプライから守られている」という反応が得られたとのことです。
但し、リプライは制限されていても、コメント付きリツイートは従来通り行うことが可能なので、そちらで悪意のあるリツイートが頻発する可能性もあるでしょう。
リプライ、リツイート、コメント付きリツイートとは
ここで、Twitterの機能であるリプライ、リツイート、コメント付きリツイートの違いをおさらいしようと思います。
リプライ
タイムライン上にあるツイートに対して、ツイートした本人に向けてメッセージを送りたい時に使います。
リツイート
リツイートは、タイムライン上のツイートを自分のフォロワーと共有したい時に使います。メッセージ等の作成はなく、ボタン1つで情報共有が可能です。
コメント付きリツイート
コメント付きリツイート(引用リツイート)は、タイムライン上のツイートを自分のコメントを付けたうえでリツイートすることが出来ます。
上記の通り、リプライは制限されていても、コメント付きリツイートを使えば、あるユーザーのツイートに対して、自分のコメントを付けた上でリツイートする事が可能なので、悪意のあるリツイートは引き続き出来てしまいます。
SNSの反応
このTwitterの新しい機能に対して、SNSでどういった反応があるのか確認してみましょう。
Twitter殿、待ってました‼️
— たかさんだよん💗Reboot💋お盆休み中は低浮上 (@kuwa0520) August 12, 2020
クソリプ防止も良いが
された側が削除可能にして欲しいな‼️
あと悪意ある引用リツイートされたら削除可能にして欲しいな‼️
Twitter、待望の“クソリプ防止機能”をついに実装 一方で「デマや間違いを指摘できなくなる」と懸念も#Yahooニュース https://t.co/nHHstS11P8
これはいいかも…‼️
— コロナウイルス気を付けて! (@skywing1970) August 12, 2020
これで馬鹿な構ってちゃんの相手をしなくてもすみますね…😁
Twitter、待望の“クソリプ防止機能”をついに実装 一方で「デマや間違いを指摘できなくなる」と懸念も(ねとらぼ)#Yahooニュースhttps://t.co/Idb7UTQyao
リプ制限機能は,クソリプ防止に資するけども,他方でクソツイートやデマツイートに対して大量の正しい指摘がぶら下がることで悪影響を抑えられていたものができなくなるってことだよね。
— てらやさん☆ (@terayasan) August 12, 2020
そうすると,悪意を持ってクソツイートやデマツイートをする人間は間違いなくリプ防止機能を使用するだろうね。
今まではリプ欄を読めばデマやパクツイだと気付く事が出来たけど、クソリプ防止機能が実装されいちいち引用RTを確認しないとそれらに気付けなくなったのでよりデマが広がりやすくなりパクツイが横行しやすくなった。我々はより高いメディアリテラシーを身につけなくてはならない。
— 小鳥🕊 (@kotoRichanPPP) August 12, 2020
すばらしい新機能だと思いますが特に使うつもりはありません。これからもクソリプよろしくお願いします。 pic.twitter.com/18Aew9z0ru
— 夕マゴさん (@86723nasogamat) August 12, 2020
新機能を絶賛する意見もある一方で、デマの拡散防止がしにくくなる等、弊害を心配する声も多くみられました。
また、この機能は使わずこれまで通り、リプライをどんどん受けるという意見もありました。
まとめ
今回の機能によって、悪意あるリプライから身を守ることが出来る様になり、社会問題ともなっているSNSでの誹謗中傷に対して、良い効果が期待出来る様になります。
ただその一方で、リプライを通してデマの拡散防止をすることが出来なくなる可能性があることへの懸念も出ています。
使う側次第で良くも悪くもなるSNSですが、少しでも健全化が進むことを期待したいです。