8月27日、SNSとして利用者が多いTwitterで、お昼頃から「仕様変更」というワードがトレンド入りしました。
その内容は、「URL付きのツイートがフォロワーのTL上に表示されなくなった」というものです。
拡散されたのは以下のようなものです。
- URL付きのツイートがフォロワーのTL上に表示されなくなるor表示されづらくなる
- URL付きのツイートよりも画像付きのツイートの方が優遇されるようになる
この仕様変更で、ブロガーやその他の集客の為にTwitterを利用していた人からは困惑する声もありました。
この騒動、実際の所どうなのかを調べてみましたので、まとめて紹介します。
拡散経路はどこから?実際はスパム対策?
この情報の拡散経路は不明なのですが、Twitterは、7月末からマルフェアやヘイト行為といった悪質な情報を含んでいるURLの拡散を防止、制限するための方針として「リンクをブロックするための取り組み」を発表していました。
悪質な情報を含んでいるリンクへ飛ばすことが目的の処置として発表していたようですね。確かにサイトに飛ばす時にはhttpから始まるURLを書く必要があるので、「URL付きのツイートがTLに表示されない」と取られてもおかしくはないでしょう。
スパム対策の目的で発表していたものが誤情報として出回ってしまったようですね。
ちなみに今回の仕様変更で、URLを含んでいるURLの記事の拡散がしづらくなったとと同時に、悪意のあるアフィリエイトリンクに関してもツイートできなくなったり、リンクをクリックした時に警告がでるように変更されているようです。
実際に表示されにくくなっているのか
スパム対策の為の処置としての実施が目的であったとしても、Twitterを利用してYouTubeの動画更新を知らせたり、ブログ記事のアップを知らせるのに使っている人も多いので、情報の正確性が気になる所です。
実際調べてみると、マルウェアへの勧誘リンクや詐欺サイトへのリンクに関しては表示されないまたは表示されにくくなっているようですが、その他のツイートに関しては問題なく拡散されているようです。
ただ、常にTwitterを確認している人やTwitterで仕事をしている人からは「表示が少々おかしくなっている。一時的なトラブルかもとスルーしていたけど、「Twitterの仕様」というトレンドが出てきて納得した!という意見もあり、普段の表示とは違うことに違和感を感じた人もいたようです。
Twitter Japanからの回答
Twitter Japanは、日本でのTwitterの運営を管理している会社ですが、実際に今回の噂に関しての確認をしてみた人がいました。
「Twitterは、様々な要素に基づいて利用者の興味や関心の高いコンテンツや話題の会話がタイムライン上に表示されるようになっています。アルゴリズムに関しては細かく話すことはできない」という回答だったようです。
その一方で、リンクを含んでいるツイートが共有できない時には、Twitter上にある「リンクをブロックするための取り組み」記事を読んでみてほしい、という説明があったみたいです。
Twitter利用者からの口コミはどうなのか
Twitterをブログの拡散の場にしていたり、YouTube動画の拡散の場として使っていた人からの意見をまとめてみました。
こちらの方もTwitterでURL入りのツイートをしているようですが、インプは平均ど真ん中とつぶやいています。
URL付きツイートはTLに表示されないのか?
— さんずい@ワーママスタイル副編集長 (@sanzui_writer) August 27, 2020
昨日URL付きでツイしましたが、
インプは平均値ど真ん中。
他の方のURL付きツイートもTLに出てました。
Twitterって、良くも悪くも雑多な情報が流れてくるツールなので
全てを鵜呑みにせず
情報の選別機能を持っておきたいですね。
自戒です😇
インプというのはインプレッションの事ですね。
しかし、このつぶやきのリプライ欄には「比較したら全然違う…。一回ツイートで流して、数分後リプ欄にURLを貼る作成が1番かも」といった意見も書かれていました。
さらに、「おとといやってみたら、インプ6とかで目を疑いました...。ふむぅ〜、実証実験あるのみですね」といった意見もあり、今までよりも表示されづらくなっているのは肌で感じている人も多いようです。
こちらの会社では、以前から表示されていなかったようです。
Twitterの仕様変更で、URL付きツイートが表示されにくくなった?とのことですが、弊社は以前から表示されていませんでした。
— 株式会社佐藤組-二本松市の建設業&不動産 (@satou_gumi) August 27, 2020
なんでかな(・谷・)
もう一度やってみよう…それッ!https://t.co/zWbaTQ0O0h
人によって感じ方は違うということなのでしょうか。
ちなみにこちらの方は、取り組みについてのページを画像として保存して拡散してくれていました。
Twitterの仕様が変更されている云々の話があって「リンクを入れたツイートがフォロワーのTLに表示されにくくなっている」らしい。
— AZ FLASH (@azflashjp) August 26, 2020
不快な問題を含んだものがTwitterにはじかれる対象になっているっぽいのだが、本当のところはどうなんだろうか… pic.twitter.com/ZBhKQ4Mg7a
こんな感じで検証をしてくれている人もいました。
「Twitterの仕様」ってURL付きツイートがTL上に表示されにくくなっている、表示させたければ広告ツイート出稿しろって話か。道理で「ニュース記事URL+概要」にリプライで追加解説のツイートすると、タイムライン上にリプライ追加解説ツイートしか表示されないケースが多々見られるようになったわけだ
— 不破雷蔵@ガベージニュース (@Fuwarin) August 26, 2020
「URL+概要」でのツイートと、そのツイートのリプライに補足説明をした投稿をしてみたら「リプライに書いた部分だけ表示された」ということですね。
やはりURL付きのつぶやきは表示からはじかれて表示されることが多いようです。
まとめ
結果的には、通常のURL入りのつぶやきに関しては普通に表示されるとのことですが、それでも表示されていないという人も多いようです。
これらを見た感じ、「今までのように表示されることは少なくなっている」という事態にはなっているようです。
これから改善されていく可能性はありますが、それでもブロガーやYouTuberなどにとってはSNSでの拡散はかなり大事になるので早めの対処が求められますね。